バレンタイン続編
※引き続き兄が阿呆

◆◇◆◇

「ホワイトデーだ」

「え? うん」

「お前からのバレンタインチョコは結局普通のだったが」

「だって変な事ばっかり言うんだもん」

「しかし俺からのお返しはちょっと凄いぞ」

「(あー…何かヤな予感)」

「ほら、これだ」

「?
 …"何でも言う事を聞く券・有効期間:一日"」

「書いてある通り、俺に好きなだけ何でも命令できる」

「(案外普通だ)
 …何でも?」

「何でも、だ。そうだな、具体的には…
 ××××を××××で××××が××××するとか」

「……」

「どうした?」

「お兄ちゃん」

「ん?」

「お兄ちゃんの阿呆」

「あ、阿呆…」

 



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