夢がある。
願いがある。
大切なものがある。
貪欲だと思う。
結局、私は何一つ失いたくなんかないんだ。
家族、親友、才能、
なにかが失われようとしたとき、必死になって縋るんだ。
失ったとしても、なにか新しいものをつくる。
貪欲。
どうしようもない嫌悪が渦巻くけれど。
自分を嫌いになりきることなんて私にはできない。
だって、家族よりも親友よりも才能よりも、自分が大切だから。
他の何よりも自分の命が。
それが人間なんだって言われたらそうなんだろうと思う。
でも、でもさ。
この嫌悪はどこに向ければいい?
なににぶつければいいっていうんだ。
やめれば楽になるんだろうけど。
この弱虫な私に、人間をやめることなんてできやしないんだよ。
だからこそのどうしようもない嫌悪。
私に正義のヒーローなんてなれやしないんだって。

ねえ。
誰か助けて




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どうしろっていうんだ。
っていうやるせなさがある。
毎日のようになんだか責め立てられる。
でも、どうしようもないんだって。
自分は弱いってわかってるけど。
どうしようもないから誰かに助けてほしい。
アメリカンヒーローみたいに強くなんてなれやしないんだって。
ああいう人は、生まれ持った強さがあると思う。違う世界の人間だと思う。
弱い奴は強くなんかなれやしない
っていう持論。
こんなすっきりしない終の話が書きたかったわけじゃないんだけどね。
思春期の悩みってやつですか。
ぼんやりしてるとこんなこと書いちゃう。
衝動書き




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