『さて、どうじゃった?』


「……うーん、今回は難しかったですね。中学生の生活、勉強。1番年上になるということ。丈さんがどれだけ大変だったか、分かりました。年下の子って本当に放っておけないんですね」

 私の場合はタケルくんとヒカリちゃんの2人だけだが、丈さんは何と7人もいる。あの冒険の際にはどれだけ苦労しただろう。今更だが、もっと気を使えば良かった――。ごめんね、丈さん。


『結局、今回会ったのは丈だけか?』

「ああ、そうですね。6年生、中1と続けて丈さんと一緒にいた気がします。年下の丈さんはやっぱり新鮮でしたね!」

 もしも私が年上のまま、冒険していたら何かが変わっていたのだろうか。想像はつかないが、丈さんの負担を少し軽くする事は出来たと思う。う、うう……本当ごめんなさい。丈さん。


『うむ。じゃあ、そろそろ帰るとするか!』

「そうですね……お願いします」

『では、行くぞ!』




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