メモ
20230501

例によってネタバレをしながらうだうだ書いています。





かっちゃんって片思いがめちゃくちゃ似合うと思うんですが、みなさんどう思います??
私は幼馴染に激重感情持ちながらもそれを本人にもデクにも気付かれないかっちゃんがめちゃくちゃ癖なんだなってこの話を書きながら実感しました。

そもそも、この話は「私なりに『ファムファタル』を書きたい」が始まりで、「デクに他の女の子とは違う扱いをされて、かっちゃんに片思いされてる女の子のことを轟くんが好きになる」という展開の予定でした。なので話のメインに轟くんが登場しているし、女の子に振り回される男の子キャラの展開が書きたかったので轟くんも女の子が気になりだしている描写が入っています。
タイトルも「ファム・ファタル」の予定だったんですが、「運命の女」にしては展開的には中途半端で、「宿命の女」となると「破滅」まではいってないしなーといろいろ考え……そうこうしているうちに予定になかったかっちゃん視点の展開を入れたくなってしまったので轟くんが相手ではなく、かっちゃんがお相手の話にしようとなりまして、ああいう終わりになりました。
「ファムファタル」が書けたかといったら多分、書けてないのかもしれませんが、別の意味で好きなように書けたので満足しています。

あと、微妙に補足……というか個人的な気持ちなんですが……
かっちゃんは小説の最後、自分が女の子に向ける感情が「歪」だと語っていますが、歪かもしれないけど、それはめちゃくちゃ綺麗な色をしてるんだろうなと思いながら書いていました。本人は気付いてないし、女の子に向ける感情は少し重いけど、ドロドロした嫌なものじゃなくて、思春期が持つトゲトゲした部分は多少ありつつ、ピュアな部分がちゃんとあるものなんだろうなーと。それが少しでも伝わってくれたらいいなぁと思い、このあとがきを書きました。


今回の話は他の話と少し違うのであまり満足出来ない方もいるかもしれないなーと思いつつ、かっちゃんのこういう話好きな方が一人でもいたらいいなぁと思います。けど、さすがに三作も片思いをさせられているかっちゃんは可哀想なので、いつか両想いになるかっちゃんの話が書けたらいいなぁとも思っています。
幼馴染の女の子に片思いしてるかっちゃんの、ラブコメしながら両想いになる話とか……どうしよう、全然想像がつかない……ラブコメしなくてもいいから両想いさせたいです。



今回は少し重め?だったので、次は明るい話を更新したいですね。今月中にアップ出来たらいいなと思いながら頑張っています。
 
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