日比野です。 こんな微妙なキャラだけど、一応天才らしい。 中間期末ともにそんな勉強してないけど、学年トップみたいです。 ただ、俺は何に関しても結構冷めてるって言われた。 「日比野!」 あ、またうざい奴が来た。 「日比野日比野日比野日比野日比野日比野日比野びひの!……アレ?」 「俺はびひのじゃありませーん」 こいつ、馬鹿な神崎。 一応友達?なんだけど、普段から意思疎通が出来ない。 あんま会話成り立ってないけど…… 「まぁ日比野!聴いてくれよぉ」 こんな時は決まってる。 この出だしの時は…… 「澤さんが俺の名前(神崎)を呼んでくれたの!」 「どーせ、クソ神崎とか言われたんだろ」 「な、なぜそれを……!」 ほ、本当だったのか… それ言われて、喜びと哀しみで一杯だったんだな…… 「ちょ、お前モテんだし、ちょっとくらいアドバイスしたりサー」 あ、不貞腐り始めた。 面倒臭ぇなぁ…… 「じゃあ、最初は友達になれば?」 「あ、そーか!」 え。 コイツ、こんなことも思い付かなかったのか? 俺、こんな奴の友達やってて大丈夫か…? 「早速澤さんの元へ行ってきます!」 行動が早いわ…… 恋をすると誰でも変わるもんだなぁ(汗) ちょっと嫌かもしんね… 「あの、日比野くん」 え、澤? 何でここに? アイツが会いに行ったはずなのに… 「あのね、お願いがあるの」 え、お願い? 「アイツ(神崎)のストーカーを止めてほしいの!」 あ、アイツ…ストーカーやって…? 「そうなの!」 「分かった、話しとく」 うわ、冷めてる、とか思った? まぁそれが俺の性格だから仕方ねぇだろ。 ☆ 「おい、神崎。」 「あんだをーあ、澤さん見た?」 「その澤さんから直々のお願いだ」 「えっ何々?」 興味津々な目で俺を見つめてくる神崎。 お前、ストーカーしてんだって? やめて欲しいんだってよ。 「嫌!絶対嫌! 俺は!!! 一生、ストーカーし続けると誓います!」 「よし、誰か警察呼べ」 澤…ご愁傷様。 「ていうか、ストーカー?俺学校でつきまとってるだけなんだけど…」 「なんだ、澤の勘違いか…」 |