僕の部屋。 バイブルのゲーム、漫画、その他諸々。 四畳半は狭いけど、落ち着く一番の場所。 でも、そんな四畳半を拡げたくなって、持ち出した科学の本。 作り方を広げて作ってみたら徹夜。 次の日には出来上がってたよ! 手作りプラネタリウム、プラスアルファで目の下のくま。 アレンジしてみようと、実在しない穴を開けてみた。 その星に大好きな人の名前つけた。 ちょっと恥ずかしいけど、満足。 そのままその日は眠った。 毎日気が付けば、プラネタリウム。 バイブルさえも忘れ去って。 消えそうなくらい輝いてて、 触れようと手を伸ばしてみた。 それでも届かない、君はそんな存在。 一番輝いてて、眩しい。 あの星の名前は僕しか知らない。 --------- 天井も壁も、宇宙になって。 僕だけの世界になって。 窓は一度も開けずに、敷き詰めた夜は全て僕のものになった。 四畳半のドアの上の片隅。 あそこに"君"がいる。 ここにしか存在しない星。 傷付けないまま、傷付かないまま、ついに閉じ込めた。 この狭い狭い四畳半の中に。 近付いても届かないんだ。 普段の君は高嶺の花だし… だから最近は遠ざけてた。 それに君に触れることなんて、ありえない。 少しは願望も持ったけど、諦めてた。 背伸びをしたらいとも簡単に"君"に、あの四畳半の片隅で輝く"君"に触れてしまった。 同時に後悔が襲った。 やめとけばよかった。 考えたら当たり前だったけど、本当に届いてしまった。 触れてしまった この星は君じゃない。 君に触れたいと、 君に届きたいと、 そんな風に願う俺の夢。 本当は届くことの無い光。 触れることは無い光。 でも確かにそこにあって、消えてはくれない。 そんな光。 --------- 閉めきってたから、蒸し蒸ししている俺の部屋の窓を開け放つ。 見上げれば現実の夜。 当たり前だけど、あの星はやっぱりない。必死で輝く星たちの中に、"君"がいるんじゃないかと探してしまった。 消えそうなくらい輝いてて、 消えてくれなくて、 僕の想いも消えてくれない。 泣きそうなくらい近付いてて、 届かなくて、 僕の言葉も君には届かない。 現実には見えない。 でも僕の心の中で輝いてて。 触れようと手を伸ばしてみた。 でもやっぱり届かなくて。 一番美しくて眩しい。 あの星の涙は僕しか知らない。 消えそうなくらい輝いているのに、消えてはくれない。 触れようと手を伸ばしてみた。 届かない、君はそんな存在。 一番輝いてて、眩しい。 あの星の名前は僕しか知らない。 --------- 僕の好きな人。 いつだって、 どこにいたって見付けるよ。 "君"の場所は僕しか知らない。 僕しか見えない。 プラネタリウム 現実の夜空でも、 プラネタリウムでも、 昼間でも、 夜中でも、 君を見付けるよ、夜明けでも。 届かない想いは、こころの内に。 ------------- song parody: プラネタリウム(by BUMP OF CHICKEN) |