へんたか!


……しかしながら、俺は考えている。好きな奴を振り向かせるにはどうしたらいいのか。単純なのは脅すのが一番だろうが、それじゃ面白くない。うーん、まずは周囲調査か…奴の周囲が分からないことにはどうしようも無いからな。そうしたら一番手っ取り早い…

「…なんだよ。」
「ちょっと…聞きてぇことがあんだけど。」

気に食わねぇが、担任なら知ってるだろ。担任だし。

「は?高杉ィどうした、授業で分からないところでもあったか、授業出席率0.3%のお前がよォ。」
「ねぇよ。てか、シュッセキリツってなんだよ。出世したら起立しろってことか?」
「……まぁ、そのことはいいから。で、聞きたいことってなんだよ、気色悪いな、高杉が俺に質問なんて。」

……こいつ、本当に教師だろうか。あ、いや、そんなこと言ったら俺も本当に高校3年生かって言われるか。

「俺の好きな奴について何か知ってるか。」
「お前の好きな奴知らねえよ。」
「……。」

不覚だった!
俺が今この場で好きな奴の名前言ったら……そうしたらこいつに好きな奴明かすことになんじゃねぇか!

「……まあ、俺の好きな奴はさ、」
「あ、もしかしてお前の好きな奴、チュドーン(※名前は明かせません)だろ。」
「……な、なんでそんなこと…っ」
「あれ、当てずっぽうだったのに当たりか〜?」

な、なんという教師だ、勘が鋭すぎる。俺だって勘だけはいい方なんだがな…マーク模試のときはいつもの倍以上の点数取れるし、定期考査だって全部選択問題で赤点を逃れている。数学は万赤点だが。
ん?なんだ?もしや勘が鋭いと言うよりは、こいつも俺の好きな奴を気にしている…まさか!こいつもライバルだっていうのか!ちっ、この可能性は有り得すぎる。だって俺の好きな奴超可愛いもん!

「あーお前の辞書に赤ペンで相合傘書いてあったやつを見」
「こうなったら仕方ない!チュドーン(※名前はあry)をかけて勝負だ銀八ィィィイイ!!!!」




「…………なぜこうなる。」


終われ。

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2010.05.29
うたに捧ぐ花宴1歳記念。
本当に申し訳ありません!(スライディング土下座
オチが見当たらなかったのと、高杉のキャラが崩壊MAXを超えていたので強制的に終了させていただいた。いや、もうちょっと変態にしようと思ってたんだけど、予想以上にセクハラが思いつかなかったもんで←
最後の高杉のセリフで高杉は多分、手にそろばんを持っていることだろう。そろばんはケツポケに常備されていると良い。
まあ、こんな小説ですが良かったら貰って行ってね!←

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