02


!)中の人パロ
・「下野紘と梶裕貴のRadio Misty 特別編」を笑顔動画で観て突発的に
・地味に前回の中の人パロと続いていたり?





「…なぁ紫苑」
「ん?」
「あんただって、浮気してんじゃねーか…っ!!」

そのネズミの言葉と共に、ヘッドホンが飛んできて、紫苑の顔に直撃する。

「ぶへほっ」
「あんたは…あんたというやつは…許せないな、これは!」

ネズミはパソコンの前から憤然と立ち上がり、拳を握りしめて細かく震わせている。

「あててて…。ネズミ?なんの話?」
「とぼけんな!なんだ、このDVD番組は!なんで相方の男性声優と必要以上にいちゃついてんだよ、あんたは!」
「え?そういう番組なんだよ、仕方ないでしょ」
「程度ってもんがある!無駄にS曝さなくていいだろ。だいたい、あのカルボナーラはなんなわけ。いつもおれがちゃんと作ってやってるのに」
「うーん。ぼくが作ったのはネズミのとはまるで別の料理だったよ」
「おれは不甲斐ない。あんた、しょっちゅうおれの料理の邪魔してくるくせに、ろくに手順も見てなかったんだな」
「そりゃそうだよ。ネズミしか見てないもん」
「だろうな…、え、は?」
「あっ、今良いこと思い付いた!ねぇネズミ、ぼくに料理教えてよ?手取り足取り」
「はあ?」
「また何かの番組でぼくが右往左往してもいいの?相方さんに甘えていいの?」
「…しょうがないな」

***

そして料理にとりかかる二人。

「紫苑、その玉葱は微塵切りにして…」
「うん。こう?」
「ちょっ、危ねっ」
「えっ?…うわっ、なんか目に沁みてきた…ネズミ助けて」
「…貸せ。あんたに包丁持たせるのはもう少し後にしよう」
「うん。じゃあぼく、横で見てるね」
「ああ。まず包丁を使う時はな、指を切らないようこうやって丸めて…」
「ふんふん。うわあ、ネズミの手付き綺麗だねぇ」
「……おい」
「うん?なに、ネズミ?」
「…あんたどこ触ってんだ」
「えーっと、ネズミをつまみ食いしたくなっちゃって…」
「もういい。出てけ!」
「えー。いいじゃん。ね?少しだけだk」

ネズミの膝蹴りが紫苑に直撃する。
どこに直撃したのかは敢えて触れないでおく。

「料理は時間が命なんだぞ、馬鹿野郎!」

その後紫苑は涙目でネズミのお料理講義を聴講しましたとさ。


fin.
2011.10.18

紫ネズで珍しくネズミさんの勝利!
良かったねネズミさん、紫苑さんに食べられなくて^^
まあ腕っぷしでは紫苑さんに勝ち目はないってことよね!


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