05


注意!

スザルルのコメディ。
なんだかルルが痛い子w
シャーリーが腐女子!


以上の事が大丈夫な人は、駄文ですが、どぅぞ!





*゜*゜*゜*゜*゜


もうすぐ、卒業式だ。
それが終われば年度末、学年がひとつ上がる。

ルルーシュのクラスでも恒例のクラス誌をつくることになり(もちろん会長命令)、そこに載せる個人単位の寄せ書きに皆にぎわっていた。

(個人単位の寄せ書き=一人一人に紙切れが一枚ずつ配られ、その紙切れにクラス全員が、紙切れの所有者へ寄せ書きする)

その寄せ書き用紙は授業中かまわず席をめぐる。


なんとも楽しい学年末である。



その寄せ書きにはいろいろ自重しないコメントがあふれていて...


<大好きだー!(枢)>
<結婚してー!(枢)>
<(相合い傘)←傘の下に書かれた名前は当然、ルルーシュ スザク>



...これはルルーシュの寄せ書きの大部分を占めたコメントである(犯人、枢木)


一方、スザクの寄せ書きには...


<たまには自重もしようww(byミレイ)>
<とりあえずセクハラはやめようなvv(byシャーリー)>
<体力馬鹿!(byルルーシュ)>
<おまえの余った体力みんなに寄付しろ!(byリヴァル)>



...とゆー、意外にマトモな...

いや違う!
これは何だ、このコメントはっ!!

<とりあえずセクハラはやめようなvv>

なんでっ、なんでだっ!
僕はセクハラなんて...っ!!


「あの...ちょっ、シャーリーっ!」

そのコメントを書いたシャーリーを呼び止める。

「このコメントの意味って...(汗」

「ん?私、何書いたっけ?」


シャーリーはスザクの手元の寄せ書きを覗き込む。
程なくして、シャーリー爆笑。

「あはははははっ、そっかそっかぁ!」

「…(汗。……あのさシャーリー」

「何か問題かな?これ禁句かなぁ?」

「いや…あの。僕、セクハラなんてしてる…?女子には非常に紳士的に接してるつもりで…」

それを聞いたシャーリーは一瞬きょとんとして、それからまた涙を流して爆笑してくれた。


「…ははっ、スザク君、違う違う!」

「どこが?」


これはどうみても「セクハラ」としか読めない…。


「女子に、って事じゃないの。そう、ほら、スザク君よくルルーシュにセクハラしてるじゃない!あははははっ」


...あぁなるほど。そうかも。

「あ、例えばこんな?」

僕はそこら辺にいたルルーシュをおーいと呼んだ。
爽やかな顔をしてこちらへやって来たルルーシュをいきなり後ろから抱き締める。

「はっ、おまっ、ちょっ、スザク!?」

ルルーシュは耳まで赤くなってじたばたしている。

「いや、べつに今実演してくれなくても…」


...って、違う!
ルルーシュは僕の恋人だからね。
あれはセクハラにはならないんだよ!

...と満足してきゅうっと抱き締めると、僕の大事な仔猫はするっと腕から抜けてしまった。

「ルルーシュ…?」

「馬鹿!」

見ると、ルルーシュは……なんと、照れている!(耳まで赤いんだもん)

僕は嬉しくなって、少しルルーシュをからかいたくなってしまった。

「ルルーシュ、ひどいなぁ、いつも馬鹿馬鹿言って。でもさ、耳、赤いょ?(ニヤリ)」

「はっ、なんだと、」

わはは、ルルーシュが慌ててる慌ててるー♪

それはとても珍しい事なので、そばにいるシャーリーも目を丸くしている。

「ルル…」

「なんだ、シャーリー!」

ルルーシュは動揺しているためか、普段と違って噛みつくように応答する。

しかしそれにもかまわずシャーリーは、何故か少し頬を上気させ、こう言った。

「やっぱり、すごくスザク君のこと、好きなんだね…っ!」

そして、きゃいきゃい喜んでいる。
…え??
シャーリーって…

シャーリーって…




腐女子だったんだ…!



軽く唖然としている僕とは別に、ルルーシュとシャーリーの会話は進む。


「な…!何故そうなるんだシャーリー!」

「だって、ルル、真っ赤じゃん!ふふふ可っ笑しい」

ルルーシュは、うっ、と数秒間沈黙した。

するとすると!
驚くべきことに、ルルーシュの赤かった顔が、いつもの冷静な顔に戻った!

おそらく、「顔が赤い=照れている=好き」という事にようやく気付いたらしい。(珍しくルルーシュの思考が読める)

というか、顔色って、意思の力で変えられるものなのか?

ならはじめから赤くなるなよなー。


「誰が、顔が赤い、だと?」

顔色のすっかり戻ったルルーシュがシャーリーに言う。

「そう…だね」

シャーリーも、ルルーシュの隠れた能力(顔色を自在に変えられる)に少々驚いているようだ。

ルルーシュは長い指を顔の横にあてがい、ふふっと不適に笑う。
魔王モード発動である。


…ていうか!
遅い!遅いよルルーシュ!今さらだよそれ!


こらえきれずに僕はぶっと吹き出してしまう。
腹筋崩壊するよ。
軍の筋トレより効果あるんじゃないかな、これ。


「何を一人で笑ってるんだ、スザク。奇妙だぞ」

いや、奇妙なのはルルーシュの方だからっ!

「何が可笑しいのやら…。憐れだな、枢木よ」

ルルーシュに、フッと嘲笑された。

ええええ??!
そもそも、ルルーシュ、その魔王モード発動、遅いからね!遅すぎたよ!

それ、逆に痛いよ?
あれ、ルルーシュってこんなに痛い子だったっけ??


「ああもう、大好きだよルルーシュ!!」


僕はもう我慢なんてできなくて、がばりとルルーシュに飛び付いた。(端からみるとなんでそうなるのかワカラナイ)


案の定、ルルーシュは僕の腕の中でじたばたして、また顔を赤くしていた。





*゜*゜*゜*゜*゜*

なんだかすみません
こいつら誰だ状態ですね
これはただ単に葉瑠が書きたかっただけです
クラスでほぼ同じような事が起こったからw(え





20090312




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