「リヴァイ見てこれ!じゃーん!誕生日プレゼントー!おめでとー!」 「………何だこれは。」 「クイックルワイパー!」 「は?」 「クイックルワイパー!」 「は?」 「クイックルワイパー!」 「だから何だそれは」 「あのねー、リヴァイ多分感動して泣いちゃうよー?見ててね、口で説明するより実際に見せた方が早い」 「………。」 「…ってリヴァイの部屋ホコリひとつないし!」 「あ?当然だろ」 「これじゃあダメだ……よし、私の部屋にいこう!」 「…(めんどくせぇ)」 「ほらリヴァイ!早く!」 「……」 ◇ 「はい来ました私の部屋!」 「一体何だってんだ」 「うん!よーく見ててね?…この棚の上のホコリを……って痛ぁッ!?っえ、なに?!何で今殴られたの私!?」 「てめぇ何でこんなにホコリが溜まってんだよ。汚ェ」 「いやいやいや!今はそうじゃなくてさ、とにかく見ててって!!」 「あぁ…?」 「(スイスイーっ)……ほら見て!ホコリが一瞬で!」 「……っ!」 「そしてそしてー、こんな手の届きにくいすき間までー!?これにかかればちょちょいのちょいだよ!こんな一瞬でキレイに!」 「……!?」 「ほらすごくなーい?すごいよねー?すごいでしょー!このクイックr」 「ッ貸せ!」 「ワっ」 「………、どうなって、やがる……?こいつ……」 「……んふふ。すごいでしょ?」 「………」 「絶対リヴァイ感動すると思ったー」 「………」 「もう持ってたらどうしよーって思ってたけど、どうやら知らなかったみたいだね!」 「………」 「良かったよ。見つけた瞬間、これだ!って思ってさ〜」 「………」 「ちょうどリヴァイの誕生日が近かったから、これプレゼントにしようって……て、全然聞いてないね!(めっちゃ真顔で私の部屋掃除し始めた)」 「………」 「…まぁいいや。私は本でも読んで待ってよう」 〜一時間後〜 「おい、ナマエ」 「……ん?掃除終わった?」 「お前……」 「んん?なに?感動した?」 「……お前っ、どんだけ普段掃除怠ってんだよ……!?」 「え?」 「見えてる箇所だけ掃除すればそれでいいと思ってんじゃねぇ!」 「ええー!?まさかの説教!?」 「掃除ナメんな!」 「別にナメてはないけど!ってかどうだったの?その掃除道具」 「これは最高だ!」 「あ、そっか〜良かった〜」 「礼を言う!」 「っあはは、テンション高いね〜」 「だがてめぇの掃除のやり方はクソ以下だ!」 「えークソ以下って。それプレゼントしてあげたのに〜」 「それは感謝してる」 「あ、うん」 「だがてめぇの掃除に対する向き合い方はクソだ!」 「え〜」 |