「リヴァイ〜！肩車して！！」
「あ？」
「かたぐるま！」
「あ？」
「だから肩車してって！！」
「何訳の分からねえこと言ってんだ」
「訳の分かりすぎることでしょ肩車は」
「分からねぇよ」
「もしかして地下街では肩車という文化がなかったの？」
「文化……なのか肩車は」
「知らんけど肩車してほしいんだよとにかく。してくれよ」
「何でだよしねぇよいくつだよテメェ」
「別にいいじゃんいくつになったって肩車してもらいたいんだよ楽しいじゃん」
「他をあたれ」
「──いいの？」
「…あ？」
「私が他の人に肩車してもらってもいいの？」
「そんな奇特な奴がいたらな。」
「へ〜、ふ〜ん。いいんだ」
「あぁ？」
「そっかぁ。……いいんだぁ。リヴァイは、私の太ももが他の人の顔を挟んだとしても、それでいいんだ」
「……」
「しかも」
「……。」
「しかも生足」
「………、」
「生足……生 の 足！！みじっかいショートパンツ履いて私が生の太ももを他の誰かの顔に押し付けてもいいの！？太ももに挟まれるんだよ！？本当にそれでいいの！？リヴァイは私を肩車しなくて本当にいい！？後悔はしないか！？悔いのない選択は出来ているのか！？私の太ももをナチュラルにとても自然な流れで顔に押し当ててもらえるチャンスだというのに！！それをみすみす逃すのか！？男か男なのかそれでも！！」
「よし分かった今すぐやろう」
「マジで！？」
「ああ。とりあえずそのショートパンツとやらに着替えて来い。」
「おっけ待っててね！！」
「早くしろよ俺は気が短いからな」
「おけ！！」