「兵長以外の人間は私にとってどうでもよすぎて、人に見えないっていうか。」
「どうでもいいから家畜に見えるってお前それどういう事だよ。」
「人以下の存在って事です。」
「じゃあお前はそんな家畜共の為に心臓を捧げているのか?」
「……え?」
「お前だって兵士の端くれだろう。まさか心臓を捧げてないとでも言うのか?」
「端くれなんですか私?……でも確かに。そういう事になりますね。私って家畜の為に心臓を捧げてたんだ……」
「(真に受けんのかよ)」
「なんかショックですね…どうしましょう、兵長」
「どうでもよすぎる。」


数日後。


「兵長、私考えたんですけど。」
「何を」
「家畜の為に心臓を捧げてるなんてなんだか微妙だなーなんて思ってましたが、でも家畜が居ないと人間は困りますし、そう考えると私一人くらいは家畜の為に心臓を捧げててもいいと思いませんか?」
「本当にどうでもよすぎて眩暈がする。」


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