「兵長、今少しお時間いいですか?」 「…ああ、どうした。」 「暇なのでだるまさんが転んだしませんか」 「するわけねぇだろ。」 「え、だって今時間あるって…」 「そういう事なら時間は一切ねぇよ。帰れ。」 「何でですか?遊びましょうよ」 「そんなに暇に見えるか?」 「見えませんけどだるまさんが転んだしましょうよ」 「忙しいと分かってる上で誘ってるならお前の神経を疑う。いや、すでに疑っているが。」 「じゃあ、兵長が鬼でいいですか?」 「よくねぇよ。勝手に始めるな。」 「え、私が鬼って事ですか?まぁそれでもいいですけど…」 「そういう問題じゃねぇ」 「分かりましたよ。いいですよ私が鬼で。」 「しないと言っている。」 「でも次は兵長が鬼やって下さいよ?」 「お前はさっきから誰と会話してんだ」 「もちろん兵長とですけど」 「会話のキャッチボールが全く出来てねぇよ。なぜ俺が投げたボールを避けて違うボールを投げつけてくるんだよ」 「…兵長、何言ってるんですか?何で急にキャッチボールの話?私も兵長もボールなんか投げてませんよ?申し訳ないですけど言ってる事の意味がちょっと分かりません」 「(イラッ)」 |