「今回は上位三人に来てもらいました。おめでとうごさいます!」
「……いつの間にそんな事してやがった?」
「リヴァイ知らなかったのか?」
「いやむしろてめぇは知っていたのか?」
「俺も呼ばれたって事は上位三人の中に入れたってことなのか…?(嬉)」
「くだらねぇ。」
「まぁまぁ兵長、最近泣いてばっかのエレンが嬉しそうですしまぁいいじゃないですか!」
「チッ」
「でもどうせリヴァイが一位なんだろう?」
「なんてこと言うんですか団長!希望を持ってください!もしかしたら団長が一位という奇跡的大逆転があるかもしれないじゃないですか!」
「奇跡って言っちゃったよこの子」
「あ、あの…すみません、それよりあそこで息を荒げながらこっちを見ている人が居ますがあの人は何なんですか?」
「それよりってエレン君ね」
「ん?…あ、ほんとだ!あの人はアルミンに目覚めたおっさんじゃないかー!くそっ、32位のくせに上位三人の前に姿を現すなんて小癪な!シッシ!ここにはアルミンは居ないぞー!」
「え?アルミンに目覚めたおっさん?」
「あぁ…アイツか…気持ち悪ぃ」
「え?誰ですか?」
「チッ、消えようとしない…仕方ない、アルミンの居場所を教えてそっちへ行かすか」
「ちょっ…そんな!待って下さい!よく分からないですけどそれはダメですよ!アルミンは俺の大事な幼なじみなんですよ?!あんなヤバイ顔したやつにアルミンの居場所を教えるなんて!」
「……エレン、よく聞いて。何も捨てる事が出来ない人には、何も変える事は出来ない。」
「…え…いや…でも……」
「ですよね団長?」
「ああ…そうだ。これは決定事項だ。諦めろ」
「そんな…!俺の幼なじみの貞操が…っ!」
「ごめんね、エレン。でも世界は残酷だから。」
「エレンの馴染みのケツはどうでもいいが、帰っていいか?」
「ダメです!!これから結果発表するんですから!」
「めんどくせぇ。」
「ちょっと団長、あのおっさんをアルミンのところまで案内してあげて下さい。時間もないのでその間に発表しちゃうんで。」
「え、俺が案内するのか?しかもその間に発表しちゃうのか?」
「はい。では、よろしくお願いします。じゃあ三位から発表しますねー?」
「ちょっと待て!どうでもいいのか俺は!団長なのに!」
「えー?じゃあ早く行ってきて下さい。4秒くらい待ってるんで。」
「全然待つ気ないじゃないか。」
「エルヴィン、いいからさっさと行ってこい」
「………。まぁいい…仕方ない、行ってくる。」





「では、自分の部下を犠牲にした団長が戻ってきたところで結果発表始めますね!」
「俺だけが外道みたいな言い方はやめてくれないか。」
「…アルミン……。」
「何でもいいからさっさと始めろ。」
「了解です!では、まず三位は……ってなんか一人一人言うのも面倒なんでもう一気に言っちゃいますね!」
「雑!」
「発表します!三位、エレン・イエーガー!二位、エルヴィン・スミス!そして一位はもちろん、圧倒的票数でリヴァイ兵長でございまーーす!イエーイさすが兵長!おめでとうございまーす!!!抱いて!!!」
「やっぱりリヴァイが一位なんじゃないか。希望持たせといて」
「ふん…」
「俺三位なのか!!!主人公なのに!!」
「どんまいエレン!だがしかし兵長に勝とうなんて10億万年早いよ!!」
「生まれ変わっても無理って事か!ちくしょう!」
「それより私は団長が二位って事に驚きましたけど」
「自分でも驚きだがそれは本人を前にして口にする事ではないぞ。」
「良かったじゃねぇか。二位で。」
「一位に言われると悔しい!」
「でも最近頑張ってましたもんね。団長。」
「いや一応昔から頑張ってたんだが」
「腕がもげても頑張ってましたし。腕ももげた上に人気もなかったらもげ損ですもんね!」
「いや別に同情票がほしくて腕もげたわけじゃないんだが」
「残念だったな。」
「もうリヴァイ何も言わないでくれ。今は何言われても悔しい。」
「でも俺なんて主人公なのに三位ですよ?二位なんてすごいじゃないですか。良かったですね、腕もげて。」
「嫌な言い方!くそっエレンはいいよね!もげてもどうせトカゲみたいにまた生えてくるんだから!」
「まぁまぁ団長、落ち着いて下さいよ。とにかく二位なんですから。素直に喜びましょうよ。兵長が一位なのは正直誰もが想像してましたけど、団長が二位になったのはすごいと思いますよ私。おめでとうございます。」
「…ちなみに君は誰に投票したんだ?」
「え?私ですか?そんなのリヴァイ兵長に決まってるじゃないですか!」
「………そうか…。」
「ではそろそろ団長のテンションが下がってきたのでここらへんで終わりにしますね!最後に一位の兵長、一言ください!」
「………。」
「はい!何もないようです!では、終了しましょう!!」
「…これが一位の余裕ってやつか…。」
「…くそう…俺主人公なのに…。」
「はいそこ、くれぐれもそのテンションを本編には持ち込まないようにね!それでは解散っ!!」


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