「ねぇコニー、サシャ。」 「ん?なんだ?」 「どうしたんですか?」 「リヴァイ兵長って知ってる?」 「リヴァイヘイチョー?誰だっけ」 「どんな料理ですか?」 「いや、人なんだけどね。食材じゃないんだけどね。」 「じゃあどうでもいいです。記憶から消します。」 「いや消さないで!私たちも調査兵団に入ったんだし一応サシャも知っておいた方がいいし!」 「で、その人が何なんだよ?」 「いや……この前見かけたんだけど、めちゃくちゃカッコイイんだよね。惚れた。」 「……へぇ…」 「分かりました、記憶から消します。」 「消さないで!」 「正直惚れたとかはどうでもいいけど、調査兵団の人だっけ?その、リヴァイ・ヘイチョーって人は。」 「ちょっと待ってコニー。ヘイチョーを名前みたいに言わないで。兵長っていうのは兵士長の略だから。」 「兵士長?何だそれ、どんな役職だ?」 「それって階級はどのくらいなんですか?」 「それは私もよく分からないけど」 「分からないのかよ」 「でもね、聞いた話じゃリヴァイ兵長はいっこりょだん並みの戦力があるらしい。やばくね?」 「いっこりょだんなみ?何だそれ、どれくらいだ?」 「いっこりょだん?何それおいしいんですか?」 「いや私もよく分からないけど……でもきっとスゴイ戦力って事だよ…多分。あとおいしくはないと思う」 「そんなに強い人なのか?」 「人類最強の兵士とか言われてるらしい。」 「何ですかそれヤバイじゃないですか!」 「でしょ?カッコイイよね。」 「話したのか?」 「いや、話してない。私みたいな新兵が話しかけていいような雰囲気じゃなかった。」 「何だそれどんなオーラだよ…!」 「なんだか凄そうですね…!」 「さすがいっこりょだん並みの戦力がある人だよ…!」 「だからそれってどれくらいなんだ?」 「それはマジで分からないけど……」 |