「ここからはアタシが司会進行っぽくなっていくぜ! おまけだから多分さっきよりもフリーダムだと思うけど」
「ねえ、アナタってそんなキャラだったかしら?」
「覚えて、ない。アタシ達がいたのなんて四年は前の話なんだぜ?」
「そうね。そのあとアナタの名前が長らくHNに使われて、創作に使えなくなったのだしね」
「自分の名前っくらいちゃんと考えろって話だよなー」
「なんだかこうやってみると、魔法を使う人がやけに多いの。誰がどの魔法を使うのか全くわからないの」
「infiorarsiは無しで、魔法を使う人は自分の名前と属性を言っていったらいいんじゃないかい?」
「嘘誠院音無、召喚魔法を使います」
「僕は猫神綾。氷と雷だよ」
「あ、アタシも氷な。葉月千菊って名前だった気がするぜ」
「稲葉美羽。確か炎。食人植物がペットだったかしら」
「黒岩暁ですだ! 仙人って呼べですだよ! 儂も炎とあとは岩を使うですだ」
「けろーんっ! カエルの妖精CHA☆Nまたは雨宮気流子だよー。気流リンは水を使うけど魔法嫌いー」
「……雨宮雪乃。幻術と、主に雪よ」
「月明葉折とは僕のことさ! 僕は草属性の魔術かな」
「ちゅ、昼夜空美、です。わ、私は移動魔法を使います」
「戸垂田小坂。回復魔法を使う。僕ラノ戦争の中じゃ唯一の一般人のはずだ」
「ヘタレ? 面白い名前ね」
「ヘタレだとよ。ネロちゃんにぴったりな名前だと思ったんだがなァ」
「うるせぇシスコン!」
「アァ? 誰がシスコンだよ。なァ?」
「喧嘩腰なジェラルド君は放っておいてー、ねえねえロレーナ、なんでオーソドックスな光とか闇とかはいないの?」
「さあ……なんででしょうねー」
「とか言ってたらそのうち出てきたりしてー。あははっ」
「性癖がちょっと特殊な人って必ずいると思うんですよね。私もお姉ちゃんがシスコンですし」
「む、空美もう人見知りはいいですだか?」
「人見知りしてたら影がどんどん薄くなることに気付きました!」
「ちゃっかりしてるですだな……。それはそうと、性癖ですだか。まあ、儂らの中じゃ変態が一番特殊だと思うですだな」
「葉折さんですね。確かに……。女装趣味に加えてホモですからね」
「誰でも言い訳じゃない! 僕の愛は音無一筋なんだ!」
「気持ち悪いです」
「infiorarsiなら間違いなくスメールチだな。あいつバイだし」
「失礼な。バイだけど僕は至って普通だよ。ブランテ君は全世界のバイセクシャルの皆さんに土下座すべきだね」
「わ、悪かったって……。あ、ネロはロリコンだよな? クリムちゃんに一目惚れするくらいなんだからよ」
「私はロリじゃないの。失礼なの」
「ビンタされてやんの」
「でも、クリムちゃんはあたしよりちっちゃいよね。150センチくらいだっけ」
「うー、気流リン150もないよー」
「私、気流子さんよりも小さいです……」
「あら、千菊アナタもそのくらいじゃなかったかしら」
「言うな」
「高さだったらぶっちぎりでジェラルド君だよねぇ。まあ、実は僕で190近くあるんだけどね」
「俺は180ちょいだな。ジェラルドは2メートルあるから論外だろ。ネロは俺たちのなかでは一番小さいよな」
「う……確かに170しか無いけどさ」
「……なんだか身長の次元が違います……」
「気にするな、俺たちは日本人だがあいつらは外国人だ。そもそもが違う」
「あ、僕はネロ君と身長が同じくらいなんだね」
「!」
「あ、僕もだね」
「!?」
「綾が近いなら私もかしら」
「!!?」
「ネロ君はぁ、私と同じくらいですからー」
「……うう」
「なんか身長の話になったし終わりにするぜ。人間誰だって触れたくない話ってあるよな」
「アナタ微妙に人間じゃないじゃない」
「そんな設定忘れたな」
「でも楽しかったし、またこんなことができるといいね」
「気流リンカクテルのみたいー」
「そっちは二十歳からだろ?」
「ちえー」
「あ、儂はいけるですだな! よし、飲みに行くですだ!」
「お酒以外にもあるそうですから、私たちもいきましょうよ」
「よし、突撃だー!」
「ネロ酒ー!」
「カクテルが飲みたいの」
「お前ら行きたいなら俺も行ってやるよ。お前ら保護者が必要だろ?」
「行きたいなら行きたいって素直にいったらどうですか?」
「ち、ちげーし!」
「お兄さん、ウォッカベースを頼むよ」
「ごちゃごちゃ言ってねェでさっさと店行くぞ」
「え、ええ……?」