「……へえ、雪乃さんと……僕の隣に寝ていた子が……」
寝る間際に小坂君から仲間が増えた事を聞かされた。
「本当のところはまだ未定なんだけどな」
「そうなんですか」

「それに、もしかするともう一人増えそうだ」
「まだ増えるんですか?食費が……」

「仁王っての双子の弟だか兄貴だかがまだどこかにいるらしい」
「そうですね。もう各自で食材集めてもらうしか手は……」
「人の話を聞け」

「ところで仁王君は今どこに?」
「あー……今は女子の部屋に……」
「そうですか……それは羨ましい……!」
特に猫さんと同じ部屋で眠れることが

「そう言えば前々から気になっていたんですけど、葉折君は一体どこで寝ているんですか?」
「あー……部屋が足りなくて倉庫に……」
「あっちゃー……」

熱っぽい所為なのかなんなのか、ツッコミが上手い事できないでいる僕だった

「明日からどうします?」
「俺の台詞だよ……」
「……とりあえず修行しましょう」
「じゃあ、とりあえず。……なあ音無」
「なんですか?」
「俺らの魔力をお前に少し注入してみたら新しい技できないかな……」
「……メスですか?」
「魔力だっつってんだろ!!」
少しふざけたら枕で思い切り顔を叩かれた。いくら枕と言えど思い切りは痛い

「……仮にそれを試してみるとして僕の体が持つかどうか……ううん」
「………だよな。悪い、忘れてくれ。……おやすみ」
「おやすみなさい」

何も考えずに会話をしていたけれど、小坂君の言っていたことは単純だけど良い考えかも知れない
僕ではなく、狂偽兄さん……いやそれは危ないな。考え直そう。
例えば……こう、魔力を圧縮したようなものを作れて……尚且つ簡単にそれを打ち込める……銃弾?……は痛いからやめておこう。あまりの痛みに体よりも先に気が狂う気がする。
じゃあ……カプセルとか……いや、そもそも十二指腸で吸収できるものなのか?違うな……もっと簡単な何か……


そんなことばかり考えていたらいつの間にか寝てしまっていたらしい。
次の日は一人寝坊する羽目になった





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