「コーヒー、飲みますか?」


「「あっ・・・はい」」



カフェに来たのだから、何か飲むのは当たり前だろうに、今気付いたみたいな反応をする2人がおもしろかった。

少しして、カップをトレーに乗せ、席まで持っていく。

黙って見つめられていて、緊張しつつも2人の前にカップを置く。
それから、テーブルの真ん中にミルクとお砂糖を置いた。


「どうぞ」

「わぁ、いい香り!いっただきまーす!」

「い、いただきます」


お姉さん?は少しのお砂糖をいれて、ふぅ、と冷ましてから飲み、
弟くん?はミルクとお砂糖を多めにいれて、あち、と言いながら飲み始めた。


「おいしい!」「おいしいっス!」


満面の笑みでそう言ってくれて、照れくさいような、嬉しいような気持ちでいっぱいになる。


「ありがとうございます」


トレーを持ったまま、そう答えると、2人はさらに嬉しそうな顔をした。

カウンターに戻ろうとすると、


「あの!!」


と、弟くん?に声をかけられて、振り返る。


「何ですか?」


首を傾げて問う。

すると弟くん?はまた、えーっと、とか、あー、とか言いながら髪をぐしゃぐしゃっ、として。


「その、もし良かったら、なんスけど」


覚悟を決めたように、ばっとこちらを見て、


「おはなし、しませんか」



と、言った。


「いいですよ」



そう答えると、さっきまでの緊張が嘘だったかのように、また笑顔になるのだった。




**********


文才なくてごめんなさい・・・

しかも全然更新してませんでしたし。


頭の中ではできてるのに、いざ文章にしようとなると、上手く書けないんですよね・・・・・・


でも、コツコツがんばります!


読んでくださってありがとうございました!


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