13.



[水希視点]









水希「流石に今日は人が多いな」











文化祭が始まりました。






昨日、今日と二日間開催されていて
最終日の今日は一般の人や他校の人も
入れるという事で、校内は溢れかえっていた












水希「せっかくだし差し入れ持って
桃子のクラス行くか」



緒橙「そうだね!」







たまたま休憩時間が一緒だった緒橙と
合流していて、桃子はと言うと
クラスの担当やら校内の見回りやらで
忙しくてなかなか休憩が取れないみたい



















幸村「やぁ」



緒橙「あ、ゆっきー!」



幸村「来てくれたんだね」






A組に入るとすぐに私達を見つけて
笑顔で迎えてくれた幸村だが…














水希「お、おい。その手に持ってる
物騒なやつはなんだよ」



幸村「あぁこれ?美味しそうだろ?」





ニコニコしてる幸村だが、
自分の角度から分かりやすい様に
アイスクリームから魚が飛び出してるんだが…










幸村「クラスの女子が俺に
特別メニュー作っていいって言うからさ、
折角だから好きな物をブレンドしたんだ。
食べるかい?」




緒橙「色的にチョコかな?あたし貰おうかな!」



水希「馬鹿お前死ぬ気か!
色々飛び出てるもん見えてねーのかよ!」



緒橙「え?うへぇっ!?
気付かなかった!さ、さかな?!」









緒橙は本当に気づかなかった様で、
魚をマジマジと見ていた










幸村「あはは、酷いなぁ。
さっきジャッカルに食べさせたら
白目向きながら美味しそうに食べてたけど?」













あぁ、ジャッカル…ご愁傷様です。














水希「てか桃子は?」



幸村「あっちにいるよ」



緒橙「うわっあそこだけ凄い列!」



幸村「他校の男子達が桃子さん目当てで
来てるんだよね」










列が長すぎて桃子の姿が確認出来ないが、
イライラしながらアイスを売ってる姿は想像つく









緒橙「行ってみよ!!」













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