06.




[水希視点]






灼熱の太陽の下、私達は海に来ています















二日目の練習が終わり、夜ご飯の途中

各々喋りながら食事で
お腹を満たした所で幸村が口を開いた








幸村「今日もお疲れ様。桃子さんは
完璧な仕事ぶりで助かったし
二人も初めてで大変だったろうけど
仕事を覚えてくれて良くやってくれたね」



緒橙「がんばった!あたしがんばった!」



桑原「あいつどんだけアピールしてんだ」



水希「言わせておいてあげて」



桃子「まぁ、本当に二人共頑張ってたわ」






幸村「そこでね、折角旅行も兼ねてるから
明日は午前だけ練習して午後は
自由時間にしようと思うんだ」






マジで!やりぃ!!なんて考えていると








緒橙「わーい!!
なら皆で海に行こうよ!!」























そう、この一言で海に行く事が決まり今に至る。










ブン太、ジャッカル、緒橙、真田は
ビーチバレーをずっとしてるし

幸村と仁王と柳は日陰で休んでて
桃子は焼けたくないのか
パラソルの中で日焼け止め塗りたくってるし

柳生はさっきなんか逆ナンされてて笑った









そんでもってビーチバレー組は
なかなか白熱した戦いを送っていた。









緒橙「弦ちゃん!そっち行ったよ!!」



真田「任せろ!!」






真田は謎な気迫出てるし、
ペアの緒橙は運動神経の
良さを生かして動き回っている






桑原「真田のアタックは
さっきので見切ってるぜ!」



丸井「ナイスジャッカル!」



守備が完璧なジャッカルと攻撃のブン太の
コンビネーションは流石って感じ






丸井「よし、決まれーぃ!」




ブン太の放ったボールはネットの上を
コロコロ、器用に移動する







緒橙「え?!何その技ブンちゃん!!」



丸井「妙技、綱渡り!
ビーチバレーでもやっぱり俺って天才的!」



緒橙「ずるいずるいずるいずるい!
反則!今のなし!」



真田「止めるんだ黄咲、
これは真剣な勝負なのだぞ」



桑原「いや、遊びのビーチバレーだろ」



















水希「ギャハハ!何だあれ!
ブン太は器用だし、
真田めっちゃ面白いんだけど!」








そう言うあたしはバレーボール中の四人が
よく見える位置に移動していた。

傍から見たら一人で爆笑している
ただの不審者だ














切原「水希先輩?」



水希「お、赤也じゃん!
どこ行ってたの?」



切原「海パン忘れて海の家で
買ってきたんすよ〜、
てか何でそんな笑ってるんすか」



水希「アイツらビーチバレーしててさ、
ほら見て見て!」



切原「あー…真田副部長ムキになってる」



水希「それそれ!いい味出してるわ真田!
あんな面白い奴だとは思わなかったよ!」





ヒーヒー言いながらお腹を抱えて笑っていると、
あたしの隣に赤也は腰を下ろす










切原「…でも、ビーチバレーもいい所っすけど
腹減りませーん?俺焼きそば食べたい!」



水希「確かにお腹減った!
いいな、食べいくか!」









ビーチバレーを見るのを中断し、立ち上がる。



まだまだ熱い日差しがさしている

眩しさに目の上に手を当てつつ
美味しい焼きそばを探し求め
二人並んで歩き始めるのだっだ。









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