27.



[水希視点]











丸井「よ!あけおめ!!」



水希「おっすブン太!ことよろー」



仁王「流石に今日は遅刻しなかったのぅ
偉い偉い」



水希「当たり前だろ!てか頭触んな!
撫でるな!そしてガキ扱いすんな!」



仁王「プリッ」












新学期、後ろの席にいつもの様に
セットで溜まるブン太と仁王



相変わらず席替えの無いクラスだ。













丸井「そう言えば水希さぁ
クリスマスパーティー来なかったよな?
なんか予定あったのかよぃ?」



水希「あ、その事なんだけど……」
















切原「水希ーーーー!!」


丸井「あれ?赤也?」


水希「な、なんでここに!?」











1年の赤也がいきなり教室に入ってきて、
皆の視線が一気にコチラに集まる









切原「なにって、水希に会いに来たんじゃん」










そして、一瞬でザワっとなる。












仁王「ほぅ…って事は、水希」




水希「……」










ほら、めっちゃニタニタしてる!仁王!
面白がって肩掴んできやがった!

こいつにはマジで知られたくなかった!















切原「ちょっと仁王先輩!
俺の彼女に触んないでくださいよ」



仁王「おぉーっと、すまんすまん」




丸井「はぁぁぁ!?彼女!?!?
お前赤也と付き合ってんの!?」












ブン太なんてびっくりしすぎて食べてたお菓子
口から零れてるよ、てか詰め込みすぎ

















水希「……まぁ、そういう事」




丸井「前に緒橙が押しかけて
話してた事はこう言う事かよぃ!」





水希「ブン太にはちゃんと
言うつもりだったんだよ!
けど、クラスだと仁王居るしタイミング無くて」



仁王「ピヨッ、冷たいのぉ」









その言葉とは裏腹ケラケラ笑い出す仁王、


赤也が何の事?みたいな顔してんじゃん!



クラスの奴らも相変わらず凄い見てきてるし…











水希「とりあえず!赤也!帰りに話そう!
ここは駄目だ!危険すぎる…!」



切原「…きけん?とりあえず了解っす〜」















最後まで疑問の顔をしていた赤也は
教室から出て行く

















水希「んじゃ、あたしも
緒橙のクラスでも行くかな〜」



仁王「水希」













きたよ、腕思いっきり掴まれたよ。
もうコレ話すまで離してくれない奴だよ。











next





[top]



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -