24.




[緒橙視点]









緒橙「クーリスマスが今年もやぁて来るー!」



桃子「ご機嫌じゃない、緒橙」



緒橙「だって今日は〜クリスマス!
桃子も居るし、皆と過ごせるしね!」



桃子「ふふ、そうね」











時刻は18時を回っていた。

すっかり日も落ちて駅前はキラキラと
色んな所がライトアップされていて
まさにクリスマスモード、実に綺麗である












緒橙「弦ちゃんまだかなー?」



桃子「あ、来たわよ」











クリスマスパーティーの会場は
広く使えるからとの事で
弦ちゃん家の道場を貸してくれる事になっている












真田「すまない、遅れてしまった」



緒橙「大丈夫!あたし達も今来たとこ!」



真田「そうか、ならいいが」







桃子「ねぇ、本当にいいのかしら?
道場使っちゃって」



真田「構わん、祖父の許可を取っている」











そう言うと弦ちゃんは歩きだし、
あたし達も自宅までの歩みを進める














緒橙「それにしても、弦ちゃんの私服いいね」



真田「なっ…!」










合宿の時は皆Tシャツにジャージだったりと
簡単な服装をしていて私服っぽい私服を
見てないからか弦ちゃんの姿は新鮮に見えた












緒橙「すっごくオシャレさんだね!」



真田「そんな言われるとこしょばいな…」



桃子「真田って流行とかお洒落とか
興味無いのかと思ってたわ」



真田「服の事は一応気を使ってるつもりだ」



桃子「そう、いい一面を見れたわ」




緒橙「ふふ、だね!」




真田「む…」









そんな発言に少しだけ困った顔をしていた
弦ちゃんは大きな家の前で歩くのを止める













真田「…着いたぞ」














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