陸がなんだか変わった。
さっぱりしてる。
「何があったの。」
って聞くと、かなり驚かれた。
「秀歌……。気づいたンか?」
「へ?」
「わしのこと、気づいたンか?」
「……緑里さんが
亡くなってから
おかしいと思ってた。
最近マシになったと思うけど、
まだ暴れてたし。
でも、多分
あんなことはしない。」
「なんでそんな断言できるンや?」
「……分かんないけど。」
そういうと、陸はふにゃッと笑って
「秀歌、愛しとる!芯なんかやめて、
わしのところに嫁に来い!!!!!!!!!!!!!!!」
って言われた。
――――ちょっと待て。
「なんでそこに
芯が出てくるのよ。」
「何も言わんでええ。
わしも、誰に聞いてもらおう
なんて思わんかったし。
えー、えー、なんちゃかまわん。」
ただな―――
自分で自分の心が
分からんくなるンはいかん。
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