浮気性ダーリン(二人のなりそめ)






この話は俺が高校生の時の話。
俺と蒼真が絡み初めてからの話




「ゆーいーとー」

「ウザい、しね、いなくなれ」

「な、酷いなあ…」



なんで、コイツは此処にいるのかまずわからない。

まずなんで俺は蒼真に保健室にある奥のベッドでしかもカーテンを閉められた状態で蒼真にのしかかられる状態で抱きしめられてるんだろう



「……重い」

「いいじゃん。その変わり暖かいだろ?」

「いや、暑い」


ほんと、すごい重い。



蒼真に抱きしめられるように保健室のベッドで寝そべっている。

蒼真はそれなりに学校でもモテて言い寄る人は沢山居るモテ男…。


そんなヤツとベッドで寝そべっている。しかも男同士だし

コイツ変な性癖持ってんのか?よく知らないけどさ


もんもんと考え事をしていればぎゅーっと蒼真に強く抱きしめられた

その時、不意にも蒼真の匂いが香ってきた
なんか…爽やか…?て言うのかな。そんな感じの匂いがした。

しかも蒼真って意外に筋肉質だし



「な、唯斗…キスしていい?」

「…………」

「あ、じゃするからな」

「…え、あ、なに?」



ぼーっと考え事をしていたら、いきなり蒼真が顔を近付けてきた。しかも目を閉じて


これはキス…か?
いや、かなりヤバい。


焦りながらも蒼真の肩を掴みこれ以上は近づかれないようにある程度の距離を保った

でも、蒼真の力はかなり強く、ぷるぷると腕が震えるのが自分でもわかった

「おれ、おとこ!」

「うん知ってるから」

「じゃあ、な…」

「好きだから」








どうやら、蒼真は高校生の時から俺を見ていたみたいです


あのあとちゃんと抱きしめられながら「無理矢理」キスをされましたけどね

懐かしくてせつない思い出






蒼真は昔からタラシの下半身ゆるゆる男




End






「蒼真って昔から下半身はゆるゆるだったよな」

「唯斗だけにゆるゆるだよ」

「うそつき」
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