結婚相手のその人は……? 「やあ綱吉クンひさしぶりだね」 「なんで来た厨二病、とっとと帰れ」 「酷っ、え!ちょっとまってなんか見覚えある構え…」 「]バーナー」 「えぇーーーー!!?」 『待ちなさい、綱吉君』 今にもXバーナーを放ちそうな綱吉を止めようと悪戦苦闘する白蘭 止めに入ろうとした椎菜にキラキラとした目を向けている。 やった!これで助かる!!、と思った直後その思いは粉々に砕け散ることになった 『このロリコン白ウニは神楽に手を出そうとしたという前科があるんだから! ]バーナーだったらすぐに死んじゃうでしょう?どうせならじわじわと痛めつけてあげまショ?』 「流石ですねお姉さん!」 昔ちょっとした出来心で、神楽に手を出そうとした白蘭 まあ神楽自体、綱吉にしか興味がなかったため見向きもしなかったが、神楽を溺愛していた綱吉と 『私が認めた男以外と結婚させねえよ?』と自他ともに認めるシスコンである椎菜はそんなことでは許しはしなかった。 二人でミルフィオーレに殴りこみに行き、半分をぶっ潰すと言う偉業を成し遂げた。 もっと明確に言うならば、 たった二人でミルフィオーレに乗り込み半分――つまり、ホワイトスペルと真六弔花(ブルーベルとデイジーを除く)をぶっ潰したということである 壊滅まで追い込もうとしたのだが、正一とユニからの願いでかなりかなり譲歩しそこまではしないことにした。 「で?何の用」 『ごめん、綱吉君(不本意だけど)コイツ呼んだの私なんだよね…』 「そう!だから僕だってこんな魔物の巣窟になんて来たくなかったんだけど…ボソッ」 『いい加減に黙らないとお前の頭バーンてしちゃうゾ?』 「僕もうヤダ、帰りたい」 『(無視)じゃあみんな待たせてるみたいだし大広間に向かいましょう ふふっ、神楽ビックリするんじゃないかナ?』 ************ 大広間には神楽と雲雀兄弟が待っていた。 『待たせてごめんネ?神楽 この人が私の結婚相手だよ。入って来て ――――――――銀ちゃん』 そう言った瞬間、蹴破られるようにして大広間の扉が開き 銀時が椎菜に抱きついていた。 「まったく、銀さんどれだけ待たせる気だよ」 『ごめんね銀ちゃん』 人目を気にせず濃厚なキスをし始めた二人 雲雀兄弟は自分たちの恋が終わってしまったことを知り、脆く崩れ去った… 『神楽、今まで黙っててごめんね… なかなか言い出す機会がなくて』 「銀ちゃん……お姉ちゃんのこと泣かせたら銀河の藻屑になると思うヨロシ お姉ちゃん、幸せになってね?」 『ありがとう神楽』 「兄貴もイイ女探せよ?」 「銀チャンに言われたくないんだけど」 「バッカお前、あれだよ?椎菜以外の女なんてへのへのもへ字にしか見えないからね」 「ウゼー、ドヤ顔とかマジねえわー」 「ちょっと!?白蘭んんんんんん?キャラ壊れてんじゃねーか!!!!!!」 上記姉妹、兄弟の会話一部抜粋 『言い忘れたことがあった』 「「「「?」」」」 『私、妊娠してるんだvv』 「「「「「「えぇー!!!!?」」」」」」 『もちろん銀ちゃんの子だヨ?』 ―――――――ちなみに今は三ヶ月目。 またもや彼女はみんなに衝撃を与えて、 優雅にお茶を飲んでいましたとさ。 |