「さっむぅぅぅ」
「そんなにスカートを短くしているからだろう」
「そういう時だけ、生徒会オーラ出すのやめてくんない?」
「事実を言ったまでだが?」
夕方の冷たい風を受けながら、私は彼の隣を歩く。
つい先日までは明るかった時間帯も、一気に暗くなる。
「先生もそういうこと言うけど、足出せるのは若いうちだけなんだから!」
「ほぅ」
「…………何よ?」
「気温が低い時に生足を出すと、皮下脂肪がつくぞ」
「えっ!?」
「知っているとは思うが、皮下脂肪は落ちにくい」
しれっと嫌味満載で言ってきやがったな!
それでも、足を出すことに抵抗が出てきてしまった。
「うぅ…や、やめようかな」
「賢明な判断だ」
その言葉の後にボソッと何かが聞こえた。
「その方が俺も安心だ」
「え?…蓮二、今………」
「さて、行くか」
狼達の視線にご注意を!
(俺以外に見せるな阿呆)
**************
アンケリク
素直じゃない蓮二でした!
素直な蓮二もいいですが、個人的には素直じゃない方が可愛くて萌えますww笑
ありがとうございました!
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