『蓮二……』




静かに俺の名前を呼び、静かに泣いている彼女。
"何故泣く"と問うと涙を次々に零しながら




『蓮二が泣かないからだよ』




と言った。
そして、俺は───。








「寝ていたか?」




布団の上で携帯を耳に当ててそう言った。
向こうからは、ガサガサと掛け布団が動く音がする。
どうやら寝ていたみたいだ。




『当たり前よ。何時だと思ってるの?』




呆れたように言う彼女の言葉で初めて時計を見た。
午前四時───。
あと数時間で朝練が始まる。




「すまないな。」
『………蓮二?どうしたの?』




時間も見ずに電話をかけるなんて、俺は一体何を考えていたんだ。
考えても理由がわからない。
けれど、彼女の声を聞いているだけで落ち着く事は確かだった。




「…お前の声が聞きたかったんだ。」
『今日学校で別れてから1日も経ってないのに…。どんだけ私の事好きなのよ。』
「あぁ、…そうだな。」


ふふ、と笑う彼女になんだかホッとする。
本当に…今日"また明日"と言ったばかりのような気がする。




『変な蓮二。少し話そうか?』




またクスリと笑って俺が今一番してほしいことを提案してくる。
ため息が出るほど愛しい彼女だ。
そんなことを言うと、『恥ずかしいこと言うな、バカっ』と照れるんだろうな。




「ありがとう。」




そう言うと自然と笑みが零れた。









彼女の泣き顔が離れない
午前4時

(君の泣き顔は切なく、美しい)








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なんという意味不明www
こういう何とも読み手に鬼畜な小説は好きです←ぇ

ただ、ちょびっと甘える蓮二くんを書きたかっただけです、はい。
名前変換なくて申し訳ない。




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