え、どゆことコレ。
何をどうしたらこうなった!?
現在、私の掌の上で又兵衛さんが座っている。
しかも掌サイズで。
か、可愛い!!
「何、ニヤニヤしてるんですかぁ?」
『いや……又兵衛さんが可愛いなぁ、と』
「か!? 可愛いとか言われてもぉ、嬉しくありませんよぉ」
『うん、言うと思った』
「八重ー!!」
『あ、左近。どうしたの』
「何かセンパイが朝から居ないって……」
『居るよ、此処に』
何処に?
と聞こうとしたら居た。
八重の掌の上に。
はい?
何で掌?
しかもなんかちっこくね?
「ってめぇ、左近!! ニヤニヤしてんじゃねぇよぉ!!」
「今のセンパイは狂気さがあんま無いっすね」
「くそっ、元に戻ったらぜってぇに殺(バラ)してやる!!」
『仮にも仲間でしょうよ。半兵衛にネチネチと言われるよ』
「っ!! そ、其れはぁ……」
「半兵衛様に言われるのが嫌なんすね、センパイ」
「うっせぇよぉ、左近!!」
さて、掌サイズの又兵衛さんはどうやったら元に戻るのだろう。
でも可愛いからいっか。
小さい又兵衛さん
(……(ちゅ))
(へ?)
(俺様、元に戻ったって感じぃ?)
(頬にキスしたら元に戻った)
(八重、そういうのは好きな人とやれよ!!)
※相互記念として愛するKz様に捧げます。
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