1月31日
最期の日。
世界で一番愛しいあなたへ。
俺の隣を選んでくれて、ありがとう。
俺の我が儘を許してくれて、ありがとう。
俺を支えてくれて、ありがとう。
俺を押し上げてくれて、ありがとう。
俺の涙を拭ってくれて、ありがとう。
俺に笑ってくれて、ありがとう。
俺を愛してくれて、ありがとう。
君と共に歩んだこの世界は、
これから生まれ変わるどの世界よりも、
美しく、逞しく、
そして、何よりも気高く、
輝いています。
君と出会えて、俺はたくさんの幸せを知りました。
友情を知りました。
仲間と戦うことの意味を知りました。
バスケの楽しさを知りました。
噛み締める悔しさを知りました。
前を向く勇気を知りました。
立ち上がる希望を知りました。
真の勝利を知りました。
“影”と呼ばれた君は、俺にとっての“光”でした。
君は今でも俺を“光”と呼ぶのでしょう。
いつだって、俺と対等に渡り合ってくれたのは、君でした。
いつだって、俺を“光”にしてくれたのは、君でした。
本当は、ずっと君だけが、俺の“光”であったのに。
人を愛することの意味を、知りました。
神様、どうか忘れないでください。
たとえ、世界が終わったとしても、
俺が、緑間真太郎が、高尾和成を愛していたという事実を。
緑間真太郎は、一生、高尾和成を愛し続けることを、ここに誓います。
素直になれない、あなたのパートナーより。