勇気が出るおまじない。

　　※青峰がイケメン、黄瀬が色々不安になるお話。

「青峰っち〜〜〜!!!」
「んぁぁ？」
「んぁぁ？じゃないっスよ!用事があるから待っててくれって言ったじゃないっスか!!?」
「ああぁ。んなこといってたなぁ。忘れてた。」
「非道いっスぅ〜〜〜!!!!」
青峰っち覚えててくれてなかったなんて。。。
「あぁあぁ。うっせえうっせぇ！待たせるお前が悪いんだよ!」
「横暴っす!!いったいなに様っすか!!!」
「んー俺様?」
俺様って、どこまで俺様なんっスか！！
「で。なんだよ。用事って。俺眠いんだけど。」
「あ！忘れてたっす!」
俺ってば一番の目的を忘れるところだった…
「はい！これっす!!」
「あ？なんだこの紙切れ??」
「か！紙切れじゃないっすよ!チケットッスよ!!」
「あ"ぁ"??何の?」
「お…の………し　…」
は。。。。恥ずかしい…////
「もっとはっきりいえよ。」
「だっ!!だから!!その！！！////」
「なんだよ。」
うわぁ。。俺絶対かお真っ赤だ…
「俺、今度ファッションショー出ることになったんス!!」
「青峰っちこういうの興味ないのわかってるんスけど、
　俺の初舞台青峰っちに見に来てほしいんです!!////」
よし！よく言った俺!!
「あ？なんでだよ。めんどくせぇ、」
明らかにめんどくさそうな顔…青峰っち露骨すぎるっす…
「うぅ。そっすよね…」
覚悟はして立っすけど面と向かって言われると
落ち込むッす…

「それなら。お前の大好きな黒子でも誘っとけば?」
青峰っちのイキナリの提案。
だーもう！
「あ！青峰っちじゃなきゃダメなんスよ!!!」
「は？」
「あ…///」
しまった…
「どういう意味だよ?」
「っーー////」
自爆した…
「おい。黄瀬。言え。」
「ああもう!その。。。俺柄にもなく緊張してるんすよ!
　で。その。青峰っちいれば…頑張れるかなーって…思って…///駄目っすか…ね？」
「!!」
恥ずかしい恥ずかしい!ああもう絶対ひかれた!
「青峰っち…?」
やっぱり怒ってるかな?
「あー。わーったわーった。」
青峰っちの大きな手で頭をﾜｼｬﾜｼｬ撫でられた
「うわっ!」
「行ってやるよ。これでいいんだろ?」
「じゃ！じゃあ！！●月●日の12：00にマジバの前集合っすよ!絶対っすからね!!」
やった…青峰っちが来てくれる…!!
「ああー。それなりに行く…」
「それなりってなんすかｗｗ」

●●●●
早く…き過ぎた…
あーあーまだ11：30じゃないっすか…
俺ってば思い上がってんのバレバレっすよ…
まぁ青峰っちはそんな早く来るようなタイプじゃないっすから
『待ったー?』『大丈夫。全然まってないよ?』
的な会話はもうあきらめてましたけどね…。
にしても30分なんて…暇だなぁ…
「マジバで時間つぶすか…」
〜めんどいので省略30分後〜
「青峰っちこないー」
まぁさすがに時間ピッタリはないだろ
まぁ。あの青峰っちだから。
〜10分後〜
「あれ？」
〜20分後〜
「あれれ？」
〜30分後〜
「あれれれれ？？？」
こない…
来ないこないこない！！
さすがに俺もこれ以上待ってると
マネージャーさんに怒られちゃうし。
「先にいくっスか…」
一応青峰っちにはメールを送っておこう
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TO青峰っち
本文　
俺も時間なので先に行ってるっす。
もし場所とかわからなかったら
電話してくださいっす。
来てくれるの待ってるっスからね!!
----------------------
「よし。。。って」
ﾊｧ
なんか。俺だけ思い上がってたみたいでバカ見たいっす
そりゃあいきなり頼んだし。
正直青峰っちノリノリじゃなかったし。
俺が無理やり誘ったみたいなもんすよね
「そりゃあ。こねぇよ。。。。」
そもそも青峰っちは俺のことが本当に好きなんだろうか。
仕方がないから付き合ってるだけなんじゃないのか
考えると色々不安になってきた
泣きたい
「はやくいこう。。。」
ふと時計を見ると時間が迫っていた。

●●●●
[黄瀬君!遅かったじゃない!もうすぐ始まるわよ!ほら着替えて!!]
マネージャーさんだ。
「すみません。いってきます」
あ。今の俺うまく笑えてたかな?
ﾊﾟｶ
『着信なし』
「っすよねぇ…」
って。今は弱音なんかはいちゃいけない。
青峰っちのことは一旦忘れて。
[黄瀬君スタンバイ!!]
「はいっス!!」
一旦忘れて…
[頑張って!]
「とーぜんっすよ!」
一旦…忘れられるわけないじゃないっすか!!
「なんでだよぉ。なんで来ないんだよ。
　青峰っちのばーか」
[ちょっと君!!待ちなさい!!ここは関係者しか…「うるせぇ!!」ちょっと君!!]
今の声…
「青…みねっち…?」
そんなはずない
俺会いたいがために幻聴でも聞いてるのだろうか。
青峰っちが来るわけなんかない
来るわけない。会えるわけないのに
今の一声で会いたくなって…
「うっ…あおみねっ…ちぃ…会いたいっすよぉ…」
涙が止まらない…
「んだよ。黄瀬。何泣いてるんだよ」
「えっ！？」
目の前にいるのは
俺より少し背が高くて…
俺様で、だけど頼りがいがあって…
すごくかっこいい…俺の…
最愛の…「あおみねっち…?っスか…?」
「おうよぉ」
彼は相変わらずニヒルな笑みを浮かべながら俺の前に立っている
「うわああああん！青峰っちぃぃぃ!」
思わず抱き着いた。
突き放されるかと思ったけど
青峰っちは予想外に抱きしめ返してくれた。
「あー。その…なんだ。す。す。すまなかった…?」
「ぷっ。なんで疑問形なんっすかｗｗ俺めっちゃまったんっスよ?」
「だー。もう過ぎたことだろ!気にスンナ!」
「なんで青峰っちがそんなこと言うんすか!この俺様!!」
でも。まぁ。今はそんなことどうでもいい
会えただけでうれしい。
今までの不安も緊張も全部吹き飛んで行った。
これがいわゆる惚れた奴の弱み…というやつなのだろうか。
「来てくれてうれしいっすよ!登場が乱暴だったっスけど…」
「入口わかんなかったんだよ。そしたらここあいてたから入ってきた」
「どんな理由っすか。それ」
ついつい笑ってしまう青峰っちらしい
「…やっと笑ったな。」
「へ？」
「だーーから。　お前は笑ってる方が可愛いってこと。」
「っつ!!?///」
そういうの今言うの反則じゃないっすか!!
「もう。。青峰っちかっこよすぎるっす…////」
「あー？お前が可愛いんだろ?」
ああもう！青峰っちがかっこいいんっスよ!
そんなこんな一人で悶絶していたら
［き…黄瀬君!その。そろそろ時間なんだけど…］
「あ…」
すっかり忘れてたっス…
「う。青峰っち。青峰っちと離れるのはいやっスけど
　さすがに俺そろそろいかないとっス」
やばい。急にさみしくて緊張してきた…
どうしよう。なんか。
急に青峰っちが消えてしまうような。
そんな錯覚に囚われる…

「オイ黄瀬。顔上げろ」
ずっと青峰っちの胸に顔を埋めていた俺は
顔を上げた
「なんスか……!?」
急に青峰っちの顔が近づいてきたかと思えば。
キス…された…
「!!…あお…みねっち…?」
「あー。なんだ。そのおまじないって奴だ…」
「おまじない…?」
「あー！だからあれだ！頑張って…こいよ…」
最後のほうがごにょごにょしてたけど
俺にはちゃんと聞こえた
「もちろんっス!ちゃんと見ててくださいね!!」
いつのまにか不安やら緊張やらは消えていた。
「行ってくるっス!!」


青峰っち大好き！！！

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黄瀬くん初のファッションショー
大成功！！！

初の黒ﾊﾞｽ!!
え。うん。出オチしました＼(^o^)／
青黄ちゃん大好きなんですよ!
紫赤ちゃんの次に好きです////
次は青峰をもっとイケメンにして
黄瀬ちょんを可愛く仕上げたいです☆ｼｬﾗﾗ


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