「そういえば昨日、友達から聞いたんだけど知ってる？」
「何を？」
「ちゅーする時ってさ、１秒間で３億個の細菌が口の中言ったり来たりするんだってー」
「…」
「凄いよな」
「てか、何も今、そんな話する…？」（※食事中）
「ふと思い出したんだもん」
「お前ね…」
「で、さ。あたし思ったんだけど」
「…」
「１秒で３億個、で比例していくなら１分６０秒で１８０億個！　軽いのでそんなんなら、深いやつは一体どうなるのかと考えてたら昨日眠れんかった」
「…アホ」
「だって気になんない？」
「ならない」
「重大問題じゃん」
「は？」
「今後ちゅーする上で」
「…誰と誰が」
「ユーとミーが」
「…」
「あたしは至って構わんが、リョーマが嫌ならどうしようと思ってさー」
「……」
「いや待てよ。なら話さなきゃ良かったじゃん！うわあたし馬鹿だ！」
「…まず」
「ん？」
「細菌云々より」
「うん」
「エリーなんかとしないから」
「え。何で！」
「わからないの？」
「全くもって」
「死ねば？」
「こわっ」
「ふん」
「…んな冷たいこと言わないでさ、しよーよー」
「やだ」
「３億の細菌、共有しませんかー！」
「断る」
「…」
「細菌よりエリーの方が気持ち悪い」
「うっわ、今、この話聞いた時よりショック受けた！」
「勝手に受けとけ」
「シクシク」

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この話を聞いて一番に思ったことは「十一行目」でした。笑

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