「自らが他人の考えを理解できないのは当たり前のことだ。自分は他人ではなく、また他人も自分ではないのだから。」

私は貴方の存在や思想その他全てを理解出来なくて、本当は貴方の全てを理解したくてたまらないのに、貴方はそんな酷い事を言って、そしてまた頭の弱くて愚図でちっぽけな私の脳味噌では到底理解出来ないような事を冊子に綴っていくのだ。
本当に、酷くて、非道い人。私が貴方に対して持つこの感情を知っているくせに、私の気持ちなんか知らない様な態度をとって、そして私の反応を見て暇を潰しているのだ。そんな貴方に嫌気がさすも、貴方を愛しているから。貴方の思想さえも理解が出来ない頭の弱い私は貴方の暇潰しにしか価値がないけれども、其れでもなんとかして理解してみせるから、どうか私に見切りをつけないで。

………嗚呼、もうどうにかなってしまいそうだ。いっその事、殺してしまっても構わないのだけれど

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