From
ちか 様

To
セドリック

Question
夢主の事どう思ってる?(恋愛的に)

****


セドリック
「え……っと、い、いきなり直球ですね……」


sincere
「それだけ興味津々でいらっしゃるということです。または、君があまりにも思わせぶりな態度を見せているか……」


セドリック
「お、思わせぶりって……え、管理人さん?」


sincere
「はい。sincere でございます。こんにちは。僕のことは気に留めず、さくさく質問に答えてください」


セドリック
「……えっと、気になるんですが、なぜここに?」


sincere
「そうですね。それは僕の力量不足にあります。一人しか指名されていないと、話をどう進めればいいのやら、まったく分からないのですよ。地の文があるならともかく、こういった会話文のみの文体だと、特に」


セドリック
「会話文にしなければよかったのでは……」


sincere
「地の文をつけろと? 君は僕に死ねと言ってるんですか」


セドリック
「言ってませんよ?!」


sincere
「地の文って、意外と書くの苦労するんですよ? 読みやすさとか、分かりやすさとか。四苦八苦して推敲して、見直して書き直して考え直して、それを繰り返すんですから」


セドリック
(これは、どう相槌を打てばいいんだろう……)


sincere
「ということで、質問に答えてください」


セドリック
(どうしよう、この人、致命的なほどに脈絡がない)


sincere
「脈絡なんて言ってられないのです。すでに前置きだけでこんなにも時間が経過してしまっているのです」


セドリック
(……開心術……?)


sincere
「そんなものだと思っていてください。では、いざ質問へ。Yes / No 疑問文の要領でいきましょう。リンへの恋愛感情はありますか?」


セドリック
「え……っと……」


sincere
「………」


セドリック
「その……」


sincere
「…………」


セドリック
「…………」


sincere
「分かりました。選択肢を増やしましょう。Yes / No / Maybe yes / Maybe no / I won't comment on this / I don't know 」


セドリック
「 I won't comment on this. 」


sincere
「セドリックさん、一応、言います。恥じらう貴方も思わず爆発するほどすてきですが、そんな答えで ちか 様に対して申し訳ないとは思ってくださらないのですか」


セドリック
「う……いや、だって、僕もリンも、まだ子どもですし、恋愛とか言われても」


sincere
「……そうですね。君とリンの関係については、これからのストーリーで展開していく予定ですからね」


セドリック
「えっ?!」


sincere
「無論、君だけではありません。あらゆる人物とリンとの関係について、書いていくと思います。『世界は結ばれる』というタイトルには『リンが周り(自分を取り巻く世界)とどうつながっていくか』という意味も込めているのですから」


セドリック
「タイトルにそんな意味が……え? “も”?」


sincere
「世界とのつながりといいますと、やはり人間関係に着目しないわけにはいきません。親愛であったり、友愛であったり、恋愛であったり、はたまた負の感情であったり……いろいろなことを書いていけたらなと思っております」


セドリック
「あ、あの、」


sincere
「ですから、セドリックさんの答えは正解と言えるでしょうね。いまここではっきりと答えていただいてしまうと、これからの楽しみが減ってしまうかもしれませんから」


セドリック
「あの、“も”ってどういうことですか?」


sincere
「とはいえ、sincere は少しばかり馬鹿なところがありますので、仄めかすを通り越して丸分かりの文を書いていってしまうだろうことは予想がついております」


セドリック
「ほかにも、何か意味が、」


sincere
「その点に関しては、『わぁ、こんなフラグが建ってる〜』とニヤニヤしながら読んでいただければいいかなと思っていますが」


セドリック
「む、無視……」


sincere
「無視ではありません。あえて聞かないようにしていたのです」


セドリック
(それを世間一般に“無視”と言うんじゃ……)


sincere
「なぜなら、その件に関しても、いまここで答えてしまうと、つまらなくなってしまうかなと思いまして。答えを考えながら読むのが、小説の醍醐味だと、sincere は思っております。あくまで個人的な意見ですけれど」


セドリック
「……なるほど」


sincere
「まぁ、つまり何が言いたいかといいますとですね……ちか 様、せっかくのご質問ですが、あいにく、はっきりと答えることができません。ごめんなさいすみません申し訳ないお許しを!! です」


セドリック
(ど、土下座……)


sincere
「答えてしまうとネタバレになってしまうかなと思ったんです……! まだ落ちは決めていませんが、候補にセドリックが入っている、とだけ仄めかしておきます!」


セドリック
「?!」


sincere
彼の死亡フラグを折るかどうかで、まだ悩んでおりますけれど


セドリック
「?!!」


sincere
「さぁこのあたりで締めくくりましょう。ちか 様、質問をありがとうございました。sincere が乱入した挙句、はっきりと答えることができず、本当に申し訳ありません」


セドリック
「あの、ちょっと、」


sincere
「これからも『世界は結ばれる』をよろしくお願いいたします」


セドリック
「 sincere さん!」


sincere
「オブリビエイト!」


セドリック
「…………!!」


sincere
「……終わります」



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ちか 様、企画への参加、誠に感謝いたします。書き直し等の希望がございましたら、遠慮なく申し付けくださいませ。



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