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From
笑顔宇華 様

To
ジャスティンと夢主

Questions
ジャスティンは夢主のどんな所が好きですか?
また、夢主はそんなジャスティンの愛をどう思っていますか!?
教えて下さい!!


****


ジャスティン
「リンのどこが好きか、ですか? そんなの、リンの存在そのものすべてに決まっているじゃありませんか!」


リン
「……相変わらず、恥ずかしいことを平気で言う人だね、君は」


ジャスティン
「え? 恥ずかしいことでしょうか? べつにそんなことはないと思いますが……事実ですし」


リン
(なんだろう、この、とてつもない純粋さを前にしたときに感じる、妙に居たたまれない気持ち……)


ジャスティン
「でも、そうですね、すべてと一言で言ってしまうと、なんだかもったいない気がしますね。ここはやはり、ある程度の言葉で好意を示すべきでしょうか」


リン
(いや、もう終わっておいてくれないかな)


ジャスティン
「どう思いますか、リン? もしかして、言葉にすることは、リンにとって迷惑でしょうか……?」


リン
「……………ジャスティンの好きなようにすればいいんじゃないかな」


ジャスティン
「っはい! では、いくらか言葉にさせていただきます!」


リン
(つい負けてしまう私って……)


ジャスティン
「リンは、まず言動がクールでかっこいいんです。何事にも動じず、冷静に、淡々としていて、それでいて冷め切ってはいないのがポイントです」


リン
「……いちいち騒いだりしても無駄だし、かといって何もかも諦めて卑屈になるのもどうかと思うし」


ジャスティン
「きれいで可憐で儚げな容姿と、絶妙なギャップです」


リン
「……見た目はべつに関係ないんじゃ……」


ジャスティン
「そして、なんといっても、リンの一番の長所は、寛大さと、包容力にあります。リンは、どんなものに対しても、どんなことに対しても、何も言わず、分け隔てなく受け入れてくださる。ありのままの僕たちを認めてくださる。本当にすばらしい方なのです」


リン
「まぁ、下手に口出ししても面倒なだけだし……言ったところでどうにかなるものでもないだろうし」


ジャスティン
「そうかといって、無責任に放置するというわけでもありません。ちゃんと言うべきことは言い、注意をし、方向を正してくれるのです」


リン
「そりゃあ、そうしないと収拾がつかなくなるし」


ジャスティン
「ビシッと決めてくださる方です。リーダーシップというのでしょうか? カリスマ性? とにかく、素敵です。一挙一動に目が奪われます。僕らを惹きつける何かを、リンは持っているのです」


リン
「そんな怪しい力なんて持ってない。ちゃんと現実を見てくれ」


ジャスティン
「そう、まさに彼女は、」


リン
「分かったから、もういいから、ジャスティン、そろそろ黙ろうか」


ジャスティン
「えっ、ここからが肝心なんですよ?!」


リン
「どれだけ語る気だ、君は」


ジャスティン
「どれだけでもです! リンの素晴らしさなんて、どれだけ語っても語りつくせないのですから!」


リン
「そんなに素晴らしいところなんてない。ジャスティン、君は私のことを美化して見すぎだよ」


ジャスティン
「リン……ああ、いつも通り、なんて謙虚な。やはり素晴らしいお人柄ですね」


リン
(だめだ、これ)


ジャスティン
「はっ! そうです、リン!」


リン
「……今度はなに?」


ジャスティン
「僕ばかりが喋っていてもいけないのですよね!」


リン
「……うん?」


ジャスティン
「リンが答えるべき質問もあるのです! ぼ、僕のことを、どう思って、いらっしゃるのか……お、お聞かせ願います……」


リン
「いや、私に求められてるのは、君の愛についてのコメントだからね? 君をどう思ってるかは、違う」


ジャスティン
「僕の愛は迷惑ですか?!」


リン
「そんなこと一言も言ってないんだけど、どういう解釈したの」


ジャスティン
「ではうれしいですか?!」


リン
「……いや、複雑」


ジャスティン
「?! な、なぜ……!」


リン
「なぜって……その、君のことは、大事な友人だと思ってる、から……そんな態度を取られると、少し……さびしい」


ジャスティン
「っ、リン……」


リン
「う、うれしいけどね? 好かれること自体は。ただ、そんな風にかしこまって見上げられる関係は、ちょっと距離を感じるっていうか、その……もう少し、心理的に近い距離でいたいというか、」


ジャスティン
「も、もったいないお言葉です、リン!! 感激です!! 僕のことを大切に思ってくださっていると知れて、とてもとてもうれしいです!! 僕の敬愛を受け入れてくださり、ありがとうございます!!」


リン
「……うん?」


ジャスティン
「あまり距離が近いとご迷惑かと思っていましたが、リンが僕との距離を縮めたいと思っていてくださるのなら、話は別です! これからは、いままで以上に距離を詰めて御供いたします!」


リン
「ちょっと待って、君の神経回路と情報処理と思考回路おかしい」


ジャスティン
「そうですね! うれしすぎて、いま少しテンションがおかしいです!」


リン
「そうですねじゃないよ。私、君にスタイルを改めてほしいって言ったんだけど、って、ちょっとどうしたのジャスティン。いきなり壁に頭突きとか、発狂でもしたの」


ジャスティン
「い、いえ! あまりにもテンションが上がって、つい興奮してしまって、ちょっと落ち着こうかと思いまして」


リン
「頭突きして落ち着けるわけないでしょう。なに考えてるの」


ジャスティン
「僕は常にリンのことを考えています」


リン
「きりっとした顔で胸を張って言うことじゃない。……はぁ、疲れた」


ジャスティン
「えっ、大丈夫ですか?! 医務室に行きますか? 行きましょう!」


リン
「……それより水を持ってきてくれるとうれしいな、ジャスティン」


ジャスティン
「分かりました! すぐ! 三十秒以内に戻ります!」





リン
「……やっと静かになった……。えっと、笑顔宇華 様、質問をありがとうございました。よく分からない空気のまま終わってしまい、申し訳ありません。これからも『世界は結ばれる』をよろしくお願いいたします」


ジャスティン
「リン! お待たせしました、お水です! ミネラルウォーターと濃度薄めの塩水、どちらがよろしいですか?!」


リン
「……君のポテンシャルには、たまにすごく驚かされるよ」




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笑顔宇華 様、企画への参加、誠に感謝いたします。書き直し等の希望がございましたら、遠慮なく申し付けくださいませ。



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