あー、終わったなぁ………これが、今の心境です。

 まだハリーたちとそんなに絡まない予定だから楽かな、と思ったらそうでもなかったという。ちょっと楽観視しすぎてました。よく考えたら、原作の一冊一冊があの分厚さですものね。長くなるに決まってる。

 一巻でこの長さとなると、二巻以降がどれだけになるのか……ちょっと、想像しただけで恐ろしいです。無事に終わらせられるかな……。大学の授業の忙しさもあって、きっとゆっくりした更新になると思われます。


 さて、本編について少し語ろうかな(需要ないかもしれないけど)

 夢主(以下、リンと表記)をイギリス人にしようか日本人にしようか迷いました。国を越えると大変かと思ったものですから。けどまあ、結局日本人にしたんですが。綺麗な黒髪とスレンダーな身体、それから慎ましやかな心が好きなので。リンがそれら全てを持ち合わせているかどうかは、置いといて(特に心)。


 相棒(以下、スイと表記)も、当初は男性にする予定でしたが、思春期とかの観点から見ると女性の方が無難かと思い直しました。ぶっちゃけた話どっちでもいいんですがね。所詮は猿だし。あ、スイについての sincere のイメージは、ディズニー映画の『パイレーツ・オブ・カリビアン』に出てくる(猿の)ジャックです。可愛いですよね、あの子。


 お母さん(ナツメさん)のキャラは、正直な話、誰よりも早く、一番に決まりました。ネタバレになってしまうので詳しくは言いませんが、とりあえず、一癖も二癖もある人だと思っていてください。


 リンが入る寮もね、スリザリンかハッフルパフか、最後まで迷ったんです。で、迷った挙句、脇道に行こうかと。ハッフルパフ生は原作にあまり出てこないメンバーなので、好き勝手に想像できるのが嬉しくて楽しいです。


 クィレルをどうするかは、最後の最後まで迷いました。救われてほしかったです、個人的には。しかし、あそこまでガッツリとヴォルデモート卿に取り憑かれてたら、どんなに頑張っても無理かと。申し訳なさでいっぱい、泣く泣く見送りました。

 死ぬ運命は変えられないけど、せめて心だけは掬い上げたいなということで、最後の話になりました。一言二言で言うと「愛って本当に偉大だよね」「愛は人を変えるんだ!」です 笑 ……いや、半分くらいは笑い事じゃないんですが。

 あまり本編で描写がなかったので分かりにくかっただろうと思うのですが、10 話「融ける、」が鍵なのです。あそこで、クィレルがはっきりとリンに同情をし、共感をしたのです。あそこから、クィレルがリンを愛し始めるのですよ。クィレルの手紙の最後も、そこで出てきた「愛の反対は無関心」って言葉を踏まえてます。


 余談ですが、「愛の反対は無関心」っていうのは、確かマザー・テレサが言ってましたよね(違ってたらごめんなさい) その通りだなぁって思います。好きと嫌いが反対とは限らない。「愛憎は紙一重」っていうのも、その説明になってる気がします。


 このくらいかな。もう書きたいことは書いた気がする。うん、書いたことにしよう。長々書いても仕方ないし。

 誤字脱字、質問、感想など、何かありましたら、メールか拍手でお気軽にどうぞ。


 では、ここまでお読みくださったリン様、ありがとうございました。これからも「世界が結ばれる」をお楽しみくださいませ。

sincere

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