繰り出したナイフと銃口の先端が交わるとき。

ひどく野蛮な言葉で罵りを受け

それでも赤い液体を流しつつも鋭い眼差しは変わることがない。





「よっ、いけ、うぁぁ馬鹿そこちがっ…上手い!!」


「……………」


「いけいけいけ、よしっ、うわぁばかばかばかー!
違うのに、そこじゃない!!」


「…………………」


「うわっ上手い!いけ、そこそこそこだよわかってるじゃん!!
きたっきたきたきたいけー!!!」



ぶつっ




「………あ?

えー!!
ちょっとちょっとちょっと!
なにすんのリボーン!!」

「うるせぇんだよアホ牛。
静かにするっつーこともできねぇのか。」


目の前には黒い色の四角い板。
ただし表面はさらりと滑らかで、それを縁取る白色の枠が美しく際立つ。

中心に、赤い液体。



「…お前、気の毒だな。
俺らに捕まるだけならまだ良かったのによ。」

「リボーン、敵に情けはいけないよ、なめられてしまう。」

「その敵の家でプラズマ大画面楽しんでるお前は一体?」

「…うるさいなーもー。」

「とんだアホ牛だな。」

「なに馬鹿にしてんのさ、自分だって楽しんでたくせに!
もういいよ。
この人は俺がボンゴレに届けにいくから。
ボンゴレの綺麗な顔みてー、一緒にお茶でもしてくるから。
リボーンは勝手に帰れば!」

「今日の夕飯なにが出ても文句言うんじゃねぇぞ。」

「は?」




なんだよ、結局「俺の部屋こい」って誘ってるんじゃん!






「素直じゃないからねぇ、リボーンは。」

「そう思いますかボンゴレ!」

「長い付き合いだからなぁ、アイツのランボに対する態度には慣れっこだよ。」

「…どういう意味です?」

「内緒。さ、早く行きな、ランボ。」

「は、はい………」




「全く、ガキなんだよなぁ、2人とも。」

かわいいったらないね!



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