たまご粥の愛情
「風邪を引いた」
「赤井さんでも引くんですねぇ…」
朝携帯にメッセージが来たと思ったら
なんと風邪を引いたから今日は来なくていいとの連絡。こうしちゃいられないと思い速攻で工藤邸へ駆け込むと赤井さんが呆れた顔で出迎えてくれた。
「どうせ看病すると譲らないんだろう?」
「わかってらっしゃる!」
とりあえずフラフラと後を着いてくる赤井さんに少し悶絶しながらベッドで大人しく寝ているように言いつけおかゆ作りにとりかかる。
普通に水気が飛ぶまで煮てそこに出汁の素と溶き玉子を入れれば完成!
お茶碗によそりコンビニで買ってきた市販の薬と水も一緒にお盆に乗せて赤井さんの元へと運ぶ。

「これはよくあるシチュエーションじゃないのか?」
「あーんってやつですか?あれは熱いものでやっちゃいけない気がします」
「君がふーふーしてくれるのだろう?」
なんなら口に含んで冷ましてくれて構わないが?と熱のせいで変なことを言い出す赤井さん
にとりあえずふーふーしてスプーンを差し出す
「どーぞ」
「いただこう」
パクリと食べる赤井さんが可愛らしく胸がキュンとしたのはまた別の話だ。
とりあえず完食し片付けも終わりまた部屋に戻ると大人しく読書をしていた。これなら大丈夫だろうと思い声をかける。
「赤井さんそれではお邪魔しました!おかゆ冷蔵庫に入れてあるのでお腹空いたら温め直してくださ…なんですかその顔」
「帰るのか?」
「えぇ、まあ」
なんとも言えない複雑な表情をしている彼がいささか心配になる。
「なんですかー変な顔して」
「寂しいと言ったら君は居てくれるか?」
「へ?」
な ん と い う こ と で しょ う !
あの赤井秀一が寂しいと!?
もう可愛さマックス値でこれ以上どうしろって言うんでしょうかね!
「しょうがないなー、もう少しだけですよ〜」
と言った束の間汗かいて運動すれば治る理論から美味しく頂かれ次の日あたしが風邪を引いた。

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文が書けないです。_(:3」∠)_
文才をくださいませ


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bkm
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