独裁者の庭


※女神様視点

この生き物は何かしら?

目の前に居る少女って言う表現はあまり妥当ではない様な気がするが、一様少女と言う事でこちらの世界に飛んで来た“元・少女”いや“痛い思考の女の子”だからそう!“痛子(いたこ)”これが正しい気がするわ。その痛子さん(こんな奴に“さん”付は勿体無い気がする)こと“高見澤美桜(たかみざわ みお)”高見澤財団の3人居る娘さんの1人。長女、次女と結構歳が離れて生まれた為。周りの大人達から甘やかされて育った、典型的なお嬢様っ子。でも、性格最低、容姿絶望、頭死滅。痛子は両親の何処を取ってこうなった?と周りが思ってしまうほどの残念な思考の持ち主だと私の記憶は言っている。ホントマジで意味が分からない。何故、コイツが転生して人生をやり直す為に他人を犠牲にそして私を巻き込んだとかが分からない。っつーか、本当に誰だよ、こんな悪魔がやる様な転生方法で神の領域に入らせたんだよ。マジで見つけ次第殺す。マジコロス

「ねぇ、聞いてるのぉ?」

「あー何だったけ?」

「この美桜様の話ちゃんと聞きなさいよね!何で神様が女なのよぅ!超美形の男性って相場は決まってるのにぃ…」

いちいち語尾を伸ばすな!!キショイ!!!!自分呼びと様付…もうすでに殺したい気分でいっぱいだよ!その前に相場って何だ?!お前、どれだけ夢小説の住人何だよ。はっきり言っとくがな、お前が行きたいとほざいている世界の神様は超絶老いぼれのじーさんだ!!超×4が付くほど耳が遠いい為、私が駆り出されただけだよ!ってか、てめぇは要望は一つって言ったのに何だそれ、ノンブレスだったら一つになるとか思ったならてめぇは本当に残念な頭の持ち主以外何でもねぇよ!口調が崩れる崩れる…、何でこうも残念な馬鹿達がトリップして来るのかねぇ、まぁ、普通の夢見小説の少女達はそれなりに現実と幻想の境界を理解して生活出来ているからだろうけどね。けど、本当にあーあ…残念でならないよ。こんな馬鹿に巻き込まれた彼女がね、とりあえず要望は聞いてあげたんだから一時の間はお姫様にしてあげるよ、なんて言ったって世界(ここ)は…





独裁者の


精々私を楽しませてね?


(ニヤリと笑った女神は言った)


Text:酷白。




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