銀魂text | ナノ


特別な私のご主人様  




「おかえりなさい、ご主人様」

「お、服変わった?」

「はい、リニューアルなんです」

私に声をかけるその人の名前は坂田銀時。
カッコいいし、声も甘く低いところが他のメイドにも好評だ。
私も、実のところこの人に恋をしている。
万事屋っていう何でも屋でストーカーの相談をしたのが
この人と会ったキッカケ。
それから店にきてくれる。


わかってる。これは私に会いにきてるんじゃない。

私をストーカーから護る為にきてるってこと。



「名前いいなー、あんなかっこいいご主人様さぁ…」

「ね、ねぇ…なんでだろ…あはは…」

苦笑いすることしかできない。
他にもメイドはいっぱいいるし私より可愛いメイドなんて
何十人もいる。

ストーカー、と言いたいところだが
それは言えず…

「(名前)ー」

「オーナー!どうかされました?」

「ごめん!今日用事あって夜番してくれない…?」

バツが悪そうに手を合わせて頭を下げられる。
夜番とは1番最後に店を出て戸締りする約束だ。

「いいですよ」

「まじ!?ありがとうー!」



___________


11時が回り完全に私1人だけになった。
真っ暗なメイド喫茶は何故か淋しい。
その時

「ねぇ」

後ろから声が聞こえた。
誰もいるはずないのに…
後ろを振り返るとストーカーがいた。

「えっ…」

一気に押し倒される。
鼻息が荒い。
気持ち悪い。

「名前ちゃんひどいよぉ…
最近、僕を避けて…」

「やっ、めて…!」

まだメイド服の私の服を不慣れた手つきで
脱がして行く。脱がし方がわからないのか手間取っている。
今のうちに、と思うけど上に乗っかってる
ソイツの全身の体重が私にもろにかかって苦しい。

「触らないでっ…!」

「うるさいよぉ…」

そう言って首筋に顔を埋められる。

「やっ…だ!」

その時、身体が一瞬で軽くなった。
ソイツはもう私の体にはいない。
地面に投げ飛ばされていた。

「テメェ…俺の女に触るたァいい度胸してんな?えぇ?」

その声は坂田銀時のものだった。
睨みつけられ男は早々に去って行く。

「おいおい、大丈夫かよ」

座り込んでる名前に銀時は
近寄り涙を拭ってやった。
その行為に名前の顔は湯でタコのように赤くなった。

「なぁ?名前チャン、俺のモノになんない?
そしたらいつでも守ってやれっし解決だろ?」

「えっ…でも私…可愛くないし…
他にも可愛いメイドさん、いっぱいいますよ?」

「銀さんは名前がいーんだけど?
それとも何?ご主人様の言う事聞けねぇの?」

意外とこの人はドSだと知った。
名前は銀時の着物をギュッとつかむ。

「お、ねがいします…ご主人様…」

そう言った途端唇が塞がれ目を見開ける名前に
お構いなしに銀時は舌を忍ばせる。
にゅるっとした感触に慣れない名前は甘い声を発する。

「んんっ…ふぁ…ッ」

「その顔と声、俺以外にみせんの禁止だからな
名前は俺だけのメイドだろ?」

そう言って首筋に顔を埋める。
先程、された行為と同じだが名前はそれが心地よく
くすぐったく甘く感じた。

「んっ…やぁ…」

舌が鎖骨から下にどんどん下がって行く。
銀時は慣れた手つきで洋服を脱がして行く。
すぐに二つの膨らみに到達し
口に含むと名前からは甲高い悲鳴が上がる。

「ひゃッ…んぁ…ごっ…しゅじ、んさまぁ…」

「可愛い煽り方できるね、お前」

そう言って頂だけを舌で転がし遊ぶ。
名前は足の指をギュッと曲げその快感に溺れる。
そして気づけば指は名前の秘部に。

下着越しからでも伝わるその濡れ。
下着の意味がなく名前は身体をビクッと跳ねあげる。

「グショグショじゃん
淫乱なんだ、名前チャンって」

「そっ…あぁ…んっ…そんなんじゃっ…」

「指、いれていい?」

敢えて聞いてくる銀時は名前の羞恥心を呼びだす。

「なぁ?可愛くおねだりしてみ?」

表面をなぞってばっかでそれ以上はまだしない
銀時に名前は焦らされる。
はやく、ほしい。
思っていることだが中々言えない。

「ッ…いれてっ…ください…」

「誰の指を?」

「…ご主人様のっ…!」

「よくできました」

二本いれるが快く名前のソコは受け入れた。

「ふぁ…ゃん…ごしゅじんっ…んんっ…」

「なぁ、名前、銀さんって言ってみな」

「ふぇ…?んッ…銀さ、ん…」

好きな女の口から出た甘い吐息混じりのその自分の名前に
銀時は不意にもドキッとする。
自分で言わせておきながら、である。

「んんっ…やぁ…あぁ…もっ…イクッ…」

そう言って身体をビクつかせた名前。
銀時は指を抜くと自身を取り出し名前の秘部に埋める。
達したばかりの名前のソコは思ったより敏感だった。

「ちょっ…待っ…てぇ…あぁん…」

銀時が名前の最奥に入った時には
既に2回目の波が名前を迎えていた。

「おいおい、挿れるだけでイクとか
名前チャンは淫乱なメイドさんだねぇ」

「ふぇ…いっ…わないでぇ…」

頬から伝っている名前の涙を舌で舐めとる銀時。
腰を動かし始めると名前にはまた波が襲う。

「んんっ…ぁん…あッ…銀さっ…激しッ…」

自分では激しくしているつもりはないが
名前の締め付けと心地よさで銀時にも波が襲う。

「ぁっ…イっちゃう…あぁ…んっ…!」

「ッ…」

銀時が少し顔を歪め名前は荒い呼吸を繰り返した。




「ったく、名前は護身術身につけねぇとな」

「ですね…」

情事後、手を絡めて銀時と名前は夜道を歩いた。

「でも、喘ぎ声エロすぎだぞ、オマエ」

「なっ…!ご主人様の変態!」





暗い夜道の中2人の手はしっかりと繋がったまま
これからも離れなかった。



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