銀魂text | ナノ


言わないで。  




「んっ…こん、な…とこでッ…」

「あんま喋んな、気ィ散る」

銀時が名前の秘所に指を立てる。
後ろから抱きしめられ行為をしている、それも図書館のトイレの中で。
公共の施設の場に来てそもそもどうしてこんなことになってしまっているのか、と
名前は思い出す。


「銀ちゃーん!図書館行きたいネ!」

神楽が大きな声で叫ぶ。
ジャンプを読んでいた銀時は気だるそうに
神楽の方を見る。

「図書館?」

「そうネ!!面白そうアル!行ってみたいアル!」

「ばっか、お前なんかがいったって面白くねぇとこなんだよ
本読めねぇのに行くな」

「でも、名前が図書館に行って勉強してるネ…
アタシも行って名前とおしゃべりしたいヨ!」

名前という名前の単語が銀時をピクッとさせる。
銀時の恋人で万事屋に時々来ては夕飯や掃除をしてくれる。
名前に会いに行くためなら行ってみいてもいいだろう。




図書館で勉強をしていると誰かが
隣に座ってきた気配がして横を向くと神楽ちゃんだった。
小さな声で神楽ちゃんが耳打ちした。

「銀ちゃん、来てるネ」

私の最愛の人だ。
キョロキョロ周りを見渡すと銀さんの姿はなかった。
後で来るんだったら急がなくても大丈夫だ。
そう思い、本をもとある場所に片付けに行く。
神楽ちゃんをみればこの静かさの中、つまらなかったのか寝ていた。

長い長い本の棚を順々に見て
次の本を探す。
丁度、いいのがあって手を伸ばすと誰かの手と重なった。

「すみません。どうぞ」

と、本を渡す。でも、その相手は銀さんだった。

「…」

私たちの間に沈黙が走る。
最近、忙しく中々会えなかったし。
そう思ってるとその本を手に持ち、銀さんが私の手を引っ張る。
声を張り上げることはできずに銀さんにされるがままついて行った。



「ここっ…トイレ…」

しかも、男子のトイレ。
個室に鍵をかけ銀さんが初めて口を開いた。

「久しぶり、俺と会えなくて淋しかった?」

私はこんな時に絶対に素直になってしまう。

「うん…」

抱きしめられ私も抱きしめ返す
ただそれだけのことなのに心地よかった。
そして私たちの唇は重なった。


が、それだけでは銀さんは終わらなかった。
私の下腹部へ徐々に手を滑らせて行く。





そして、今に至る。



名前は銀時の骨ばった腕を掴んで
行為をやめさそうとするが女だからか触られて力が抜けているのか
あるいは両方なのか、ビクともしない。

「ぁん…銀さッ…やめっ、…」

「俺、名前と随分会えなくて溜まってんだよ
それにさぁ…」

銀時は指を一本から二本へいれる指を増やす。

「名前のアソコ、ビショビショなんだけど」

「やぁ…言っちゃ…やっ…」

後ろから耳の近くでそんなことを言われてはひとたまりもない。
名前は荒い呼吸を繰り返し甘い声をあげる。
羞恥心か目には涙が溜まり顔は真っ赤になっている。

グチュ、と銀時はワザと名前の中から音を出す。

「あ、そうだ。これ読めよ?読みたかったんだろ?」

そう言われて渡されたのは手にしようと思っていた本。
本というか、参考書だ。数学の参考書を震える手で持つ。

「でもっ…読めなっんん…!」

「読まねぇとやめるぞ」

そう言って手を止め指を名前の秘所からぬく。
もうすぐ、もうすぐで達するところで止められ名前は
物欲しそうな目で銀時をみる。

「そんな顔してもだーめ。
どうすんの?」

「ッ…連続する二つの偶数は、整数kを用いて___」

名前は参考書をめくり適当なところを読み始める。
銀時はニヤリと笑うと名前の中にまた指をいれる。

「したがってっ…や、ぁ…んんっ…連続す、る…
2つの…偶数の積は…んぁあ…ッ…」

もうそろそろイくな、そう銀時が思った時
銀時は名前の口を手で覆う。
そして指の動きをピタリと止めた。
その時、ドアが開く音がして小学生だろうか。
幼い声が3つ、聞こえる。

「ゾロリ、面白い!」

「だな!俺も好き!」

「俺は恐竜がいい!」

他愛ない会話が聞こえる。
名前は銀時の方を向きフルフルと首を横に振る。
今はやめて、ということだろうがそれにお構いなく銀時は
音は立てないが名前が感じるトコロを指で苛めていく。

名前は嬌声をあげようとするが
銀時の手によって口を覆われているため仕方なく口に流し込む。
銀時の手には熱い吐息がかかる。

「なぁ、」

と一人の男の子が声を出す。

「このドア、ひとつだけ閉まってる」

「ほんとだー!」

「う○こじゃねぇの?」

そのドアはきっと銀時と名前が入ってる
個室のことを指しているのだろう。

「覗いてみる?」

「やめろよー!わはは」

ビクッと体を震わす名前。
こんな姿を見られたら、と考えているのだろう。
一人の少年が隣の個室のトイレに足をかける音がする。

やばい。
マジで登ってくる気だ。

そう思った瞬間、名前の中に入れている指に力が入り
指を上にあげてしまい刺激をする。
そうすれば名前は簡単に達してしまった。
少し痙攣をおこしている名前。
銀時は自分の胸にもたれかかるように
名前を誘導する。
声も出せなかった状況でイッてしまったんだから
名前は息苦しいはず。

男の子の小さな手が上から見えた。
もう、駄目だ。そう思った時
「なにやってんだー。いくぞー」
お父さんらしき人が迎えにきて
少年たちは糸も簡単に帰ってしまった。

名前の口を覆っていた手を離すと荒い呼吸をし始める。

「はぁっ…はっ…ッ…」

「ってか、子どもがいんのにイくって淫乱だな」

「いっ…わないでぇ…」

そう言ってボロボロ泣き始めた名前に
さすがにいじめすぎたか、と反省する銀時。

「帰ったら続き、な?」

「…ん…」





end



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