勝てば官軍負ければ逆賊
2013/04/19 09:24


折角ブログを始めたので真面目なお話でもしようと思いますヽ(・∀・)ノ←

タイトルにも書いた「勝てば官軍負ければ逆賊」なんですが、これを顕著に感じられるのは幕末なのではないですかね。


私は十年以上とある新選組ものの漫画を読んでますし、最近は新選組もののゲームもしてました。

となると勿論新選組からの視点になるわけで彼等は物語の中では正義に近いのですが、現代や歴史観点からすると彼等は新時代の到来を拒んだ人達、といったふうになるわけです。
(大分要約しましたけど)

でもそれは後の世だから言えること。

とはいえ、反幕府が悪だったと言えるわけでもない。


何が言いたいのかというと、見方が変わると正義も変わるということ。


新選組などの幕府側から見たら朝廷に政権を戻したい薩摩や長州は京都に火をつけたりするテロリストのようなもの。
自分達はそんな輩から京や国を護る。

だけど反幕府側から見たら新選組は人斬り集団だし、幕府は新しいものを受け入れない組織。
自分達は開国や朝廷に政権を帰化することで国はよくなる信じてるいる。


どちらも自分達が正義。
必ずしも強くそう思っていたとは限りませんが、簡単に言うとそういうこと。


ですが、朝廷に政権が帰り、幕府という存在は必要なくなり、明治という近代に変わりました。


それでも自分達、幕府を信じて戦った新選組は逆賊として捕えられ、局長であった近藤勇さんは斬首刑となりました。


これって例えば幕府側が勝利していたら、反対だったと思うんです。
反幕府のトップが逆賊扱いで、新選組は幕府を護った英雄。
歴史はそうなっていたでしょう。


「勝てば官軍、負ければ逆賊」とはそういこと。
勝利者次第で扱いが変わる。

見方が変われば本質が変わるというのは何にでも言えることではありますが、これは特になのではないかな、と。


今の時代だから、結果として王権復古(合ってます?)し、幕府が消滅していい時代になったと言えますが、当時はそんなの誰にもわからなかったはず。


そして、新時代に逆賊扱いされた新選組は今や根強い人気を誇っています。

小説、映画、ドラマ、漫画、果てはゲーム。
色んなものの題材に使われています。

これは彼等が誠と志を胸に時代を駆け抜け、人によっては戦場で散っていったからでしょう。
結果がどうであれ、その生き様は格好いいもの。
だからこそ、彼等の人気は高いのでしょう。


……公平に書くつもりがどうにも新選組に思い入れてしまいました(笑)

今の大河ドラマや「龍馬伝」から見たら彼等って悪寄りなんでしょうが。


はい、真面目に語るって意外と疲れることを知った私でした(爆)


旬嘉

追記に前回のコメントのお返事

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