(歴史家族)

「で、やっぱりベスティアを倒すには、仲間は必要だと思うのよね…」

「それは心配ないさイリア。君は黒の神子なんだから、君が立ち上がれば反乱分子が表に顔を出すよ」

「そう、うまくいくかな…」

「養父は強いし賢い。でもそれが過ぎて、彼の理想についていけなくなっている者は少なからず存在するはずだ」

「分かったわ。ルキウス、私貴方のためにも頑張るわ。決して逃げない。クロニカだって、私のことを認めてくれているもの」

「うん、大丈夫。ボクが付いているから」

「………ルキウス、なんか格好つかないわ」

「え?ってルキア!?こ、こら背中上らない…!イリア笑わないで!」

「あはは、ルキアは元気ねぇ」

「おかあさん、たっかい!」

「そうねお父さんは大きいものね」

「ぼ、ボクの背中の上で会話しないで…!っちょ、ルキアそれ以上上らない!頭に乗らない…!」

「たかい―!」(きゃっきゃっ)

「重くなったなあルキア…いたたたた髪掴まないで」

「ルキウス、すっごく頬の肉垂れ下がってるわよ」

「えっ」

「…仲良しねぇ」(ほのぼの)

―――
幸せすぎて世界の終焉どころじゃない二人。
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