||| ヤフェトと子猫の話
「こんにちは、ヴァレリー」
「貴様は誰だ?肉の詰まったみすぼらしい袋に用があるのなら諦めることだ、私は肉の真似をして貴様と友好的に語らうつもりなどない」
「こんにちはヴァレリー」
「会話が成り立たないとみえる。貴様のような文字も読めない白痴が何故ここにいる」
「こんにちはヴァレリー」
「言葉の選択権を持ち合わせていないのか?図書館にいてもなお知識を得る方法を知らないとは嘆かわしい限りだ」
「こんにちは」
「ああ、こんにちはだとも」
「こんにちは、ジャッジ」
「推測するにそれは悪臭を放つみすぼらしい貴様らの同族か。盲いてなお何故名を呼ぶ」