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||| ルシファーの仮眠

「……おい」
「はっ、る、ルシファーさま!これはですね、えっと、えーっと……休憩を……」
「いい、動くな。そこに居ろ」
「はい……って、ごふっ!?」
「……」
「いだ、痛い痛い痛い、はいってる、肘はいってます!すごくいたい!」
「……」
「ルシファーさま?……もしかして寝てる?」
「……寝てはいない」
「起きてるならとりあえず腕の位置を変えてもらえると……」
「……ああ」
「今回は何日めですか?」
「無駄な数字を考える余裕はない」
「覚えてないくらい徹夜なんてしないでくださいよう……」
「……しかし子供体温といったか、思いのほか眠気を誘発する…」
「ナマエは子供じゃないです!」
「お前は子供だ、永遠にな」
「むう……でもナマエも眠たくなってきました、どうしよう……ルシファーさまのにおいがいっぱいする……」

「主人より先に寝る獣か、この警戒心のなさは調教し直したほうがいいんじゃないか?」
「お前がいることで室内の安全が確保されたと認識したんだろう。俺も寝る、一時間で起こせ」
「一時間でその身体を満足させてほしくないな。……というか、結局それも一緒なわけ?」
「子供の体温の高さは眠気を誘発する、今から蹴落として喚かれるよりはましだ」
「へえ、それはまた随分と。あとで起こしにくるから、ちゃんと休みなよ」
「言われなくとも」
「……しかしキミは随分と幸せそうな顔で眠るな」



/今日のルシファーとナマエ
ソファで仰向けに寝転んでくつろいでいたら上に寝転がってきた。重たいけどあったかくていい匂いがする。動けないし、眠たくなってきた。
#今日の二人はなにしてる



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