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||| ルシファー

「るしふぁーさまー!!」
「寄るな」
「ぎゃあ!」
「何故刺されたか理解しているか」
「わ゛かりません……」
「勢いも考えずに突撃するからだ。立場を変えて考えろ、俺がお前の元に猛スピードで近寄ったらどう思う」
「……嬉しいですね!」
「ベリアルで考えろ」
「いやですね!」
「理解したな」

「空には部下が履物を温めるという逸話があるそうです。というわけであたためてみました!」
「ペンを温めておきました!」
「実験器具を!」
「素材を!」
「おめしものを!」
「ベッドを温めておきますね!」
「その言い方はマズイ」

「ルシファーさま、ナマエ考えました!ナマエがぐっすり寝て特異点を無視し、特異点の死後2000年ほど後に目覚めてルシファーさまの身体を作り直せば邪魔者は現れません!」
「それが出来ない存在だからこそ特異点であり邪魔だという事に気付かないのか」
「いたいですいたいですいたいです」





「寝てる間に記憶まで抜け落ちたのか、2000年で随分と大人しくなったな。ファーさんがいなくて不満か?」
「よくわかりません、でもあんまりここには居たくない」
「はは、それは残念。だがオレ達に行く場所なんてないだろう」
「ベリアルも寝る?」
「生憎だが2000年の禁欲生活なんて御免だな」

「寝起きの頭に質問だ。ファーさんの研究の再生の為に研究所に籠るか特異点との接触か、選ばせてやる」
「どっちも選ばずもう一度寝たら、ルシファーさまに会える?」
「残念ながらその願いを砕くのが特異点だよ」

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