茶会投下文   


当サイトの5000打チャットで投下した短文です。CPはごちゃ混ぜ。



*シュウと誰か

天馬がサッカーの神さまと呼ぶ、数々の奇跡を起こした何かのおかげでこの体を保っていられたらしい。サッカーへの心残りがなくなった今、自分の存在がどんどん希薄になっていくのを感じていた。「サッカー以外の心残りは無視なんだね」まだ彼と一緒にいたいという願いは叶えてくれないようだ。冷たいなぁ、という呟きは誰にも聞かれず夜の闇に消えた。


*円風 or 蘭拓

幼馴染みとか親友とか、もうそんな言葉にはうんざりだった。友だちでなんていたくない。だから「好きだよ、恋愛対象として」この関係に終止符を。


*円堂と誰か

久しぶりにしたキスは昔と何ら変わりなかった。「いいのか? 奥さんいるくせに」「キスまでは浮気じゃないっていうだろ?」「ふーん」俺とは浮気する価値も無いってことか。


*兵南で倉南倉

「どうしたのだ、南沢」「いや、少しぼーっとしてただけだ」あいつも見下ろされる時、こんな気分だったのかな。


*蘭マサ

「狩屋、大丈夫か?」「え?」なんのことですかとたずねる前に、足くじいたろ、続けられた。言われてみれば右足首に少しだけ、違和感。「ほんとだ」「かばうような動きしてたぞ。気付いてなかったのか?」……気付かなかった。「よく見てますね」「当たり前だろ、可愛い後輩のことだからな」嬉しいなんて思ってない。絶対に。


*蘭マサ

少し頭を小突いただけのつもりだったのに、狩屋はうずくまってガタガタと震えだした。「狩屋?」「あっ、やだ……ごめんなさい、ぶたないで」涙を流し、誰かに許しを乞う狩屋を思わず抱き締めた。ふとした時、俺はこいつのことを何一つ知らないのだと思い知らされる。


*蘭マサ

狩屋、キスしたい。普段は勝手にしてくるくせに突然おねだりされた。「別に良いですよ。急にどうしたんですか?」「フレンチキスがしたい」フレンチキスっていつもしてる、触れるだけのキスと何か違ったっけ。「だから良いってば」はいどーぞ、顔を寄せて目を閉じた。目を瞑る前、一瞬見えた先輩の表情が意地悪く見えたのは気のせいか。










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お茶会に参加してくださった方々はフリーです、ご自由にどうぞ。



最後の蘭マサについて補足すると、フレンチキスっていうのはいわゆるディープキス(まあつまりベロチューですね(笑))のことなんですが、普通の軽いキス(バードキス)のことだと思ってる人が多いみたいなので。狩屋は蘭丸に半ば騙された形になった訳です。
初めてーのー(ベロ)チュウ♪←


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