日々雑感


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趣味の話 A(自作ナイフ編)
2014/04/11 23:48


今日は自作したナイフをアップします。

十数本作って他は人にあげてしまって、今残っているのは9本だけです。

整理をしていたら中身のナイフが不明なものが2本でてしまいました。何のナイフのシースなんだろう?



これが一番大きなもので全長39センチの角鉈。左側をフラットに削り右側を蛤刃に削っています。


角鉈のハンドル部分


【写真追加】
照明の影響でブレードが黄色っぽく見えますが、ビカビカの銀色です。


以下の写真で左右のグラインドの違いが解るでしょうか。
左側フラットグラインド


上のアップ


左側フラットグラインド
前方からのアングル
右上が刃先になります。


上のアップ


右側コンベックスグラインド


上のアップ


右側コンベックスグラインド
前方からのアングル
こちらは左下が刃先です。


上のアップ


刃先までコンベックスグラインドで研ぐと(本当の蛤刃)、ブレードが傷だらけになるので小刃を付けてあります。
コンベックスグラインド側は30度位で研いであり、フラットグラインド側は15度位で研いであり、産毛が剃れる刃付けになっています。


ドウェルのナイフを参考にデザインしたもので、もっとも使い込んでいてシースもシミだらけです。


上のものと同じアウトラインで作ったものですが、ハンドルのサイズを間違えて寸詰まりになってしまいました。ブレードは蛤刃でこれだけ鋼材に粉末鋼を使った記憶があります。他は全てATS-34です。
これは本当の蛤刃(コンベックスグラインド)で研いであります。
研ぎ直しはホント大変です(-"-;)


ラムユーティリティーを参考にして、サイズを大きくしてブレード幅も広めにしています。


これはストレートハンターのコピーですが、オリジナルよりハンドルを短めにしました。


ドロップポイントのコピー。


ブーツナイフのコピー。これが一番苦労した作品で、この削り方が解らず相田義人さんに相談してアドバイスを受けました。


ラムユーティリティーのコピー。


ラムユーティリティーのコピーで、ブレードを鋭い形にアレンジしてあります。実使用を無視してブレードを薄くして、ポイントは特に薄く仕上げてます。


テーパードタングも薄めです。


ポイント部のアップ。少しコジったら簡単に折れると思います。



角鉈とブーツナイフ以外はこだわりの薄刃(3ミリ鋼材)のフラットグラインドです。

物を切るときは刃先の切開抵抗と、ブレード全体の摩擦抵抗を受けるわけです。
切開抵抗を少なくするには薄刃が絶対的に優れています。更に切り進めて行くとブレード全体が対象物との摩擦抵抗に合います。この摩擦抵抗を少なくするのも薄刃が理想的なわけです。

もっとも理想的なのは薄刃の蛤刃になります。切開抵抗は薄刃にすれば同じですが、対象物の身離れ(摩擦抵抗の少なさ)という点で蛤刃は優れています。
後は使用目的に合った強度が必要になりますので、コジル使い方をするナイフは無闇に薄くすることも出来ません。

強度を持たせる意味でも蛤刃は優れていますが、本来の蛤刃は研ぐのに技術が要りますね。

鋭い切れ味は柳刃や刺身包丁で、固い物も切る為に出刃包丁があり、軟らかい物も固い物も鋭く切る為に日本刀があり、各々経験から完成された形をしています。



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