マクロスF 長編 | ナノ

1 / 2






どれほど目を瞑っていただろう
海との一体感が心地良くて ついついこのままで居たいと思ってしまう
一度浮上しようかと考えていたその時 誰か海の中で私を横抱きにした
アルだったら飛びつくのにとか思いながらゆっくり目を開けた
目の前には何処かで見覚えのある顔がこれまた何処かで見覚えのあるアルにあげた小型酸素ボンベを付けていた

((アル…?))

そう思いながらアルにそっくりなその人の頬に手を添えると優しく微笑う大好きな顔があった

((アル!))

自分の中で確信し 言っていた通りに思いっきり抱き着いた
少し驚いた様子を見せたアルだけど 優しく抱きしめてくれるアルにまた抱き着いた
少し抱き着いてアルを見たら人差し指を上に差していた
そしてそのまま2人で浮上した










『アル!』

2人で浮上した途端 シャーリーが抱き着いてきた
海中でも抱き着かれたが今はちゃんと声も聞こえる

「どうしてここに居るんだ?」

『ここで撮影してるの
アル達ももしかしてこの近く?』

その言葉に頷けば嬉しそうにシャーリーはまた抱き着く
俺もそのまま抱きしめた
すると今はお互い水着なわけでシャーリーの肌が密着する
そんなシャーリーの水着姿を他の奴に見せたくないと思う俺は重い男だと思われるだろうな

『…シェリルさんとランカちゃんに見せたくないな
アルの水着姿も全部……』

ぽつりとシャーリーの言った言葉を聞いて 俺が強く抱きしめたのは言うまでもない
可愛すぎるだろ!!









← 

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -