マクロスF 長編 | ナノ

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「シェリル・ノームとランカ・リーです
花束を届けに来ました」

ライブが終わってすぐにシェリルさんとランカちゃんがノックをして来た
二人が居ると言う事はアルも居る

どうしよう

凄くアルの側に居たい
側に来て抱き締めてほしい
でもアルが困るだろうしそれによって迷惑をかけてしまう
そんな事を考えていたら楽屋の扉が開かれた

その時



「もう無理だ」



私やアイリス、シェリル達は目を見開いた
扉が開いた瞬間 アルが抱き締めてきた

「…」

黙ったまま抱き締めてくるアル

『えっと…人違いだと思いますけど…』

一応抵抗はしてみるものの 全く効かない
驚きすぎて目を見開いてたシェリルだったが さすがにこの状況に気付きアルを引き剥がそうとしたところでアルが口を開いた

「…三年間会いたくても会えないとわかってたから我慢してた
でも…
会いたい時に会えるのに…我慢しないといけないのか?」

苦痛そうなアルの声が直接耳に入ってくる

「迷惑な事を言ってるのはわかっている…
それでも一緒に居れる時は居たいんだ…
……シャーリー」

アルが話し終わった時には同じ思いだった事が嬉しくて 涙を流しながらアルに抱き締められていた
でも今の状況が納得出来ていないシェリルや後から来たミシェル達にアイリスが説明する事になった










アイリスが話している間にシャーリーをさすっていた
どうしても我慢できなかった
あんなに綺麗なシャーリーのライブを見て こんな近くにいるのに触れれないなんて

『アル…』

少し泣き止んだシャーリーは俺にしかわからないように呼んだ

「ごめんな… 迷惑かけて」

『うぅん むしろあの言葉は凄く嬉しかったし私もそうだったよ』

泣き止んだ直後に俺にだけ見せた微笑んだシャーリーにドキッとしたのは言うまでもなかった









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