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あれから1週間が経ち 私は日本に居た
大きな荷物は送っていたからそんなに荷物も多くもなく 落ち着いて日本に来る事が出来た
大学の手続きはコンセルヴァトワールの方でいろいろしてくれるらしい
新しい新居は綺麗なマンションで1人1台は部屋にピアノが置かれている音楽に恵まれたところだった
コンセルヴァトワールもそうだけど日本はちょっと意外だった
まぁ大学が提供しているところってのもあるけどね

『よし、片付けよう』

少し意気込みを入れて部屋の片付けをし始めた
部屋が片付け次第 お隣さんにご挨拶しないといけないし夕飯の買い出しにも行かないといけないし



『先に挨拶しに行こう』

あれから4時間ぐらい片付けをしていて今は15時
遅くに挨拶に行っても迷惑になるだろうから挨拶を先に済ませる事にした
私の部屋は203号室
201号室と202号室の人に挨拶をしに行く事にし まずは202号室に行く事にした
部屋を出てインターホンを押す
………けどいくら待っても返事がない
留守なのか?
このまま待っていても無意味だと判断した私は先に201号室に行く事にした
またインターホンを押す
すると中からはーいと返事が返ってきた
住人がいるみたいでよかった
そして扉が開き 出てきたのはショートの髪の女の人だった

「ぎゃぼっ!外国人さんですか!
えっと… はぅわーゆー?」

会って早々に変な声をあげて 片言な英語を話す彼女にクスッと笑った
本人は通じなかったのかな…って不安そうにしている

『日本語話せますよ』

そう言うとおぉ!って感動する201号室の住人さん
日本に来るまでにちゃんと勉強していたもの

『隣の203号室に引越してきたリシャルツェ・ヴィエラです
リーシャって呼んでください』

自己紹介をすると日本語ペラペラと感動された
まだまだですよと会話をして女の人の自己紹介となった

「201号室に住んでいる野田恵です
のだめって呼んでください」

ニコッと笑うのだめちゃんによろしくとハグをした
本人は驚いていたが向こうの挨拶の仕方だと言うと凄いですねぇと納得していた

『つまらない物ですが受け取ってください』

そう言ってのだめちゃんにフランスで買った老舗洋菓子店のマドレーヌを渡した
ぎゃぼー!っとかなり喜んでいるようで一緒に食べましょう!と誘われ のだめちゃんの部屋にお邪魔する事にした








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